高円寺駅から歩いて約5分のところにある銭湯「小杉湯」。高円寺に住む多くの人が愛するこの銭湯で、あるプロジェクトが展開されている。


その名も「銭湯ぐらし」。

小杉湯の隣には2018年に解体されることが決まった風呂無しアパートがあり、ここの住人が集まって銭湯を通じたプロジェクトを始めた。


解体までの期間限定で「銭湯と共に暮らすアパート」という思いを込めて「湯パート」と名付け、自身のスキルを使って小杉湯と街をつなぐ活動を行っている。

住人はみな銭湯を愛し、銭湯を通してそれぞれ実現させたい夢を持つ同年代の男女6名。週に1度集まり、プロジェクトについて話し合っているという。


「湯パート」内での活動だけでなく、高円寺に住むクリエイターやホテル事業とも連携を開始。

高円寺のアーティストが「湯パート」に月替わりで暮らしながら創作活動を行う「アーティストin銭湯」や、月1回開催される「小杉湯フェス」などを開催しており、この取り組みを通じて、“銭湯と人の新しい物語”をつむぎ出していくことが目的だ。

「銭湯を通じて」行われる、興味深いプロジェクト。今後もどんどん出てくるであろう新たな取り組みに期待したい。

銭湯ぐらし
RSS情報:https://www.roomie.jp/2017/06/389677/