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器の形を変えて日本酒の味の違いを楽しめる。4種類の盃セット「一献盃」

2017/04/21 20:30 投稿

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最近若い人の間でも、ブームとなりつつある日本酒。なんとなく飲んでいるけれども、詳しいことはよく分からないという人も多い。そこで「カネコ小兵製陶所」は、日本酒をもっと身近に楽しむための4種の盃を製作した。

それが「一献盃」。日本酒の特徴を最大限に活かす盃となっている。

日本酒には主に4つの特徴があるという。1つ目の特徴はすっと喉を通り抜けるような爽やかさである。その特徴を活かすのは、写真左端の背の高いストレート型の盃だ。

この盃は口径が小さく背が高い。そのため、お酒が直線的に口に流れてくると同時に、顔を自然と上に向けることになる。すると、お酒はすっと喉を通り抜けるような感覚に。同時に、お酒の爽やかさがしっかりと感じられる。よって、この盃では味が軽い、香りが控えめの酒が楽しめる。

次に「鼻に抜ける香り」を楽しむ際に向いているのが、中央左側のラッパ型の盃だ。このタイプは口径が開いているので、盃からすぐに香りを感じる。そしてお酒は横に広がるように口の中に広がる。

口の中にお酒が広がりやすくなっているので、喉に届くまで時間がかかる。そのため、日本酒の香りを長時間口の中で楽しむことができる。この盃では味が軽くて香りが高いお酒が一番楽しめるだろう。

3つ目のは「しっかりとした旨味」。その特徴を活かすのは写真手前右側のワングリ型の盃である。

しっかりと口径がありながらも、丸々としたフォルムがしっかりしているこの盃。丸い形から、口に入れた瞬間に一気に口の中に日本酒が広がるような感覚になる。

そのためお酒の旨みを中心に、甘みや味わいをじっくりと感じられるようになっている。この盃では味が濃くて香りが控えめなものをより一層楽しむことができる。

最後4つ目の特徴は日本酒の濃厚さ。その特徴を活かすのは写真右端のツボミ型の盃だ。口径が小さいため、盃を傾けて一気に飲むのが難しい形となっている。

だからこそ、日本酒をちびちび飲むのにはぴったりだ。飲んでいる最中は鼻で盃に蓋をしているような形になるため、香りを楽しみながらゆっくりと味わうように日本酒を楽しめる。この盃では味が濃い、香りも強いお酒を楽しみたいところだ。

ひとつひとつの盃が、日本酒のそれぞれ違う特徴を最大限に引き出す。そのため、ひとつの日本酒をこのそれぞれの盃で飲むと、どこか違うように感じるはず。

この一献盃で飲み比べをすると日本酒の味が盃で変わることがわかり、その日本酒が持つ一番おいしい味がわかる。違う日本酒の飲み比べではなく、同じ日本酒を飲み比べできるのがおもしろい。

日本酒が分からないビギナーも、じっくりと楽しみたい飲み慣れた人も楽しめるユニークな盃。

一献盃を使った日本酒の楽しみ方など、詳細はホームページに記載されているので、気になる人はチェックしてほしい。

日本酒が少し解るようになる、今までにない新しい形の盃セットである。

一献盃 [カネコ小兵製陶所]

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