しかし、街は自分たちで作って行くものだと教育している街がある。それがシカゴだ。子どもや市民への建築教育に力を入れているシカゴ財団は、シカゴの過去・現在・未来の都市計画を描いて、子どもたちがシカゴの未来を考えるきっかけにするためのグラフィックノベルを発行すべく、クラウドファンディングサイト・Kickstarterにて資金を募集して話題を集めた。それが「No Small Plan」だ。
シカゴ財団は、10代の若者への都市計画教育の一環として、2年前からWacker’s Manualというテキストを使い始めた。そのテキストへの反響が大きかったため、若者を物語の中心として、より絵の多いグラフィックノベル「No Small Plan」に作り替えたそう。
グラフィックノベルの主人公は、読者と同年代の若者。主人公が直面する問題を通して、読者もまたどのように都市を計画していけばいいのかを考えるきっかけになるように作られている。
今回、シカゴ財団がKicstarterで出資を募った理由は、2,000部の「No Small Plan」をシカゴの若者に無料で配布するため。既に目標金額は大きく上回っているため、その分多くの部数を無料で配布するそうだ。
Kickstarterから出資をすることで、「No Small Plan」を手に入れることができる。あなたもシカゴの街作りに参加してみてはいかがだろうか。
No Small Plans[Kickstarter]