「urban campsite amsterdam」は、シェルターを製作して砂漠に集めたプロジェクトだ。それぞれのシェルターは、芸術的で建物として美しく、かつ実際に寝泊まりが可能。今回は、ユニークなシェルターの一部を紹介したい。
「upside down you turn me」というシェルターは、はしごのような階段を登ると部屋があり、床に開いた穴部分から、外の様子が見ることができる。階段の周りの部分は椅子となっていて、座ってひと休みする空間。形と仕掛けがユニークなシェルターである。
宇宙船のような形をした「solid family」は、2つのカプセルがトンネルで繋がっていて、最大4人まで滞在可能。中はちょっと狭そうだけど、寝るには十分な空間だ。
ヤドカリのような「val ross」は、シェルターの開け方がユニークで、ヤドカリになったような気分で滞在できる。中はふたりが余裕で寝られる広さで、一晩であれば快適な時間が過ごせそう。
「trampotent」は、名前の通り、シェルターの上部分がトランポリンになっている。中から見ると、トランポリン部分が透けて外の様子が見られるのもおもしろい。ゆったりした空間で、遊んだ後にくつろげるようなシェルターだ。
他に10棟ものシェルターを集め、「urban campsite amsterdam」はユニークな砂漠のキャンプ場を展開した。このプロジェクトに6週間ボランティアとして参加した、写真家のAnouska Rickardは自身のWebサイトにもその様子を掲載している。
個性的でちょっと奇妙なシェルター、見ていると一晩だけ、砂漠に泊まりたくなってくる。
[urban campsite amsterdam]
[Anouska Rickard]
photography by anouska rickard / courtesy of urban campsite amsterdam