そもそも和菓子の「松風」とは?
小麦粉、砂糖、水あめ、白みそなどを混ぜ合わせて発酵させ、表面にけしの実やごまなどを散らして焼いたもの。京菓子のひとつで、松屋常盤の「紫野味噌松風」、亀屋陸奥の「松風」、松屋藤兵衛の「紫野味噌松風」などが有名。
カステラのような見た目だが、ひとたび口にすると、外見とは異なり独特の食感と風味がある。もっちりとして生地に粘りがあり、コシが強く弾力があるため、噛みしめるほどに旨味や甘味が出てきてクセになるおいしさなのだ。
ちなみに東京の「長門」には煎餅状の「松風」という名のお菓子もある。
今回ご紹介するのは、鶏ひき肉で作るのだが、鶏肉が使われている場合には鶏松風(とりまつかぜ)などとも呼ばれることもある。混ぜて焼くだけのとてもシンプルなレシピなので、ぜひ作ってみてほしい。
『松風焼き』の簡単レシピ
材料(2人分) ・鶏ひき肉(100g)・たまねぎ(1/2個・90g)
・溶き卵(大さじ1)
・しょうゆ(大さじ1)
・みりん(大さじ1)
・白すりごま(大さじ1)
作り方
STEP1たまねぎをみじん切りにし、ボウルにすべての材料を入れて混ぜる。
STEP2焼き型やアルミホイルで作った型(高さ3センチくらい)にSTEP1で混ぜたものを流し込み、170度のオーブンで15~20分焼く。※トースターでもOK
粗熱が取れたら、お好みの大きさに切って完成。
密閉容器に入れ、冷蔵庫で3~4日保存可能。
本当に、混ぜて焼くだけ。おつまみとしてもいいので、ぜひ一度お試しあれ。