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壊れたら土に埋める。有限資源の活用を抑える、落ち葉の椅子プロジェクト

2017/03/26 21:30 投稿

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現代社会において、プラスチックは生活に必要なものの多くに使われている。そんなプラスチックは、40年も前から“いつかなくなる”と言われ、自然の素材に換える試みもされている。

そんなアイディアを形にした椅子を発見。なんと、落ち葉で製作した椅子である。

ロンドン在住の学生デザイナーSimon Kern氏により製作された「Beleaf」は、落ち葉を集めて、使用済み食用油から作られた樹脂で加工してできた椅子。地球環境を考え、有限資源の活用を抑制する目的を掲げるプロジェクトの一貫だ。

プロジェクト名の「Beleaf」は、信じる(Believe)と葉(leaf)を掛け合わせた言葉。



「Beleaf」の特徴は、椅子が壊れた後、土に還すことができる点だ。座る部分は、街で集めた大量の落ち葉が使用されているので、ボロボロになったら、わざと壊して木の下に埋めれば肥料になる。そしたら木はまた葉を出し、落ち葉を生み出す。そんな自然のサイクルを持つ落ち葉は、将来的にも有望な家具の原材料と言えるだろう。

「木は何百年も生きる。新しい葉は毎年育ち、そして落ち葉になる。そのサイクルに合わせて、毎年家具が作れるようになればどんなにいいだろう」と、Kern氏は語っている。

自然を活用し、地球の限りある資源を大切にする。いつか、落ち葉が当たり前のように家具の原材料として使用されて欲しいと、そう願いたくなるプロジェクトだ。

Beleaf [Behance]

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