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お手伝いしながら東京の一等地に3万円台で住む。地域と暮らす「書生生活」

2017/03/15 20:30 投稿

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「書生」という言葉を聞いたことがあるだろうか。明治時代や大正時代、大学に通うために都心の親戚や知人の家に間借りし、家事などを手伝いながら勉強に励んでいた学生のことをいう。単身者用のアパートなんてない時代、地方出身の学生の多くがそうやって大学時代を過ごした。

「東京大学」もあり、かつては「書生の街」でもあった本郷で、21世紀版の「書生」になれるプロジェクトが進行中だ。その名も本郷書生生活。気になるその暮らしについて見てみよう。

なぜ今「書生生活」なのか

学生と街、両方のニーズにマッチ

地方の若者が都心の大学に通うための手段であった「書生」を現代に復活させたのが、この「本郷書生生活」。その中身を覗いてみると、学生と街、どちらにもハッピーなシステムだった。

まず学生にとって、大学の近くに暮らしたくても家賃の問題があったりとハードルは高い。しかも本郷となると都内でも一等地、なおさらだ。一方で、本郷界隈には空き部屋がどんどん増えているという現状がある。

それならばと、まちづくりNPO・街ing本郷が安く住みたい学生と空き部屋を持っている大家さんをつなぐプロジェクトとしてはじめたのが「本郷書生生活」なのだ。

もう一つの地元ができる

「書生」というからには、ただ借りるだけではない。昔の書生は貸主の手伝いをしていたようだが、地域の活動に参加するなど街とゆるく関わりながら生活するスタイルが現代の書生。その声を聞いてみると、みんな本郷を第二の地元のように感じている様子だ。

レトロ好きにはたまらない物件



書生が入居することになるのは、本郷の木造アパート。昭和な雰囲気がたまらない。リフォーム済みなので、住みやすさは問題なさそうだ。

古家具を配置して昔の書生のように暮らしても粋だし、インテリアでガラッと雰囲気を変えてみるのも腕の見せ所。何より東京の一等地に3万円台で住めるのだから、学生にはうれしい。

地域との交流もいつしか楽しみに


学生時代にひとり暮らしをした街、そこに暮らす人々のことをどのくらい知っているだろうか。友達を呼ぶことはあっても、街の人たちとの交流はないまま引っ越してしまったという人が多いだろう。

書生になると、地域の活動に参加できる。町会の祭りやイベントの手伝い、講習会の企画など、街で暮らす人々と何かを共有することで得られる体験こそ書生生活なのだ。お祭りのかき氷屋さん、銭湯のイベント、車いすユーザーとの神社散歩……なんだかみんなとてもいい笑顔をしている。

レトロだけど新しい、地域とともに暮らすというライフスタイル。

一度しかない学生時代、東京の一等地で「書生」として暮らしてみるのもいいかもしれない。気になる学生さんは、本郷書生生活の物件情報ページをチェックしてみよう。

まちづくりNPO・街ing本郷]、[本郷書生生活

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