そんな「自然を感じたい欲」を一度でも抱いたことのあるシティ・ボーイのみなさんに、とっておきの住宅情報があるので紹介したい。
「CLIFF HAVEN」と名付けられたこの家は、文字通りCliff(崖)の中にある天国だ。
オーナーのフィル・ホートンさんは、十代の頃この辺り一体を探検した経験を活かして、崖の中を採掘し、そこに自宅を建てた。
「アーチーズ」や「モニュメント・バレー」といった有名な国立公園からわずか90分という立地。「ここにいれば“ビッグブラザー(※1)”からも隠れられるよ」とフィルさんは語る。たしかに、社会の喧噪から逃れるにはうってつけのロケーションだ。
※1:ジョージ・オーウェルの小説『1984年』に登場する監視組織(機能)のこと
大自然のなか、と聞くとやはり気になるのはインターネットや電気、水道などのユーティリティだが、そこは心配ご無用。
ネットは開通しているし、生活に必要な電気はソーラー発電で補っている。雨水を12000ガロンまで貯めることができ、さらには緊急用のディーゼルまである。これなら快適に暮らせそうだ。
内装はこんな感じ。大自然のど真ん中には到底見えない、ホテルのような清潔さだ。
ベッドルームが3つ、バスルームが2つ、ガレージが3つと、便利さも申し分ない。さらに家の前にびっしりと植えられている果物の樹の所有権まで付いてくるそうだ。
冒頭のビデオのなかでも語られているが、フィルさんは現在、この家の引き取り手を探している。告知によると、2017年2月11日までオークション期間は延長されたそうだ。
ユタ州の大自然の中に移住するチャンス。興味のある方は、オフィシャルサイトをチェック。
[CLIFF HAVEN]