ナイジェリアのOJO obaniyさんは、20年の編み細工職人としての技を活かし、なんと自分の車をラフィアヤシの繊維を編んだものでカバーする、というカスタマイズをしたのだそうです。
フォルクスワーゲンのピックアップトラックの外装、内装はもちろん、ハンドル、ダッシュボード、ホイールキャップに至るまで、編み細工でカバーされていて、注目度抜群。この画像では、ホイールキャップ部分は作成途中のようですね!
車は文字通り、走る広告塔となり、彼の仕事の宣伝効果はバッチリだったのだそうです。
OJOさんによると、「高等教育を受けたエリートではないけれど、社会を変えることができるし、アフリカには素晴らしい職人がいるんだってことも世界中に知ってもらいたかった。だからこのプロジェクトをすることに決めたんだ」とのこと。
そしてこの職人技光る車は、世界の知るところとなり、彼の思いはひとまず実現されました。
機械化や効率化が進む世の中だけど、OJOさんの言うように、世界には熟練した職人さんがたくさんいる。その匠の技を1つでも多く未来に受け継いでいける世の中にしなくちゃいけないですよね。
そして一人でも多くの人にそう思ってもらえることこそが、OJOさんのプロジェクトが持つ大きな意義なのかもしれません。
wicker-covered car by ojo obaniyi [designboom]