オランダ在住の韓国人デザイナー・JUNO JEONさんが、そんな空想をもとにデザインした「Alive furniture Series」のチェストがまるでドラゴンみたいだ。
鱗のような木片が、引き出しを出し入れする度になびく。
家の中にあるモノが「もし生きていたらどんな動きをするか」ではなく、「どんな動きをしたら生きていると感じるのか」という視点で想像したというJUNO JEONさん。
アイディアスケッチ
試行錯誤の結果、人にモノを生きていると感じさせるには、「予想外の動き方をすること」がポイントだ、という考えに至ったそう。
扉を開け閉めするたびに風が舞ったかのような華麗な動きをみせる鱗。繊細さや荘厳さ、気持ち悪さなど、見る人によってさまざまな印象を与えるチェスト。あなたがどんな感想を抱いたにしても、それはいままでチェストに対して抱いたことのない、非日常的なものであることはたしかだろう。
人に触れられて「反応」しているかのようなチェストに対して、私は次第に愛着が湧いてきてしまった。
「八百の神」という概念が存在するように、モノを「命あるもの」として捉える文化を持つ日本では、どのように受け止められるのだろうか。
Alive furniture Series[JUNO JEON]