パワーが強すぎて、逆に便利なツールになっちゃった?
さまざまなライトを開発しているメーカーWicked Lasersはこれまで、ライトセーバーみたいなレーザー「Spyder III Pro Arctic」や、世界最強のフラッシュライト「FlashTorch」など、手に持てる光の限界に挑戦してきました。
なかでも、数年前にリリースされたFlashTorchは、紙に火をつけられるほど強力なライト。今回の「FlashTorch Mini」は、そんなオリジナルモデルの強力なパワーはそのままに、大幅に小型化されたモデルとなりました。
Wicked LasersがFlashTorch Miniを紹介するPVを公開しているのでまずは見てみましょう。
FlashTorchの小型版「FlashTorch Mini」は、長さが約21.6cmとオリジナルより40%も小さくなりました(とはいえ、キーホルダーにつけたり、ポケットに入れておけるほどには小さくありませんが…)。
2,300ルーメンという脅威の出力のおかげで、火をつけたり料理をする能力はオリジナルと同様。ちなみにこの明るさは、大きな講堂で使用されるプロジェクターの光と同等のものだそうです。
ただし最大の明るさでは、30分程しかバッテリーが持ちませんが、出力を下げて明るさを調節すれば最大100分使用できるとのこと。
パワーばかりが目立ちますが、このFlashTorch Miniのおそらく1番重要といえる機能は、勝手にライトが点かないようにするロックモードでしょう。これにより、バッグが突然発火して予期しないキャンプファイヤーが始まるのを防げます。
FlashTorch Miniの価格は200ドル(約2万円)。フラッシュライトにしてはかなり高額な上、30分しか持たない「火がつけられる機能」は、もはやオマケのようですね…。とは言っても、サッと取り出して火をつけたら話題の的になるかも。話のネタに2万円、やっぱりちょっと高いですかね?
source: Wicked LasersAndrew Liszewski – Gizmodo US[原文]
image by Wicked Lasers via YouTube
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