「寝台列車 北斗星」は、上野駅〜札幌駅間を運行していた寝台特別急行列車。寝台車、食堂車、共用シャワー室が設置されたラウンジカーなどが連結されており、「日本初の豪華寝台特急」ともいわれ、1988年に運行が開始されてから2015年に定期運行が終了するまで、多くの鉄道ファンや旅行者を魅了してきた。
JR東日本都市開発と東日本旅客鉄道の協働によって、「寝台列車 北斗星」のシートや備品をほとんど詰め込んだ内装は、まるで「北斗星」に泊まっているような気分になることができそう。
場所は馬喰町駅の真隣。7階建てのビルで、女性専用、男女兼用、ラウンジ、シェアキッチンなどが階ごとに分かれている。エントランスからすでに北斗星感が満載だ。
元デラックスツインやB寝台だった座席は、フラットにすればベッドになる。カーテンを閉めるとまさに寝台列車に乗っているような雰囲気に。
ちょっとスペシャルな半個室は、仕事も落ち着いてできそうだ。
2階のラウンジは、シェアキッチンで料理をして食事することもできる。キッチンは新設だが、座席や照明は「寝台列車 北斗星」から引き継いだもの。
階数表示のフォントは、北斗星のデザインを踏襲。今後は「寝台列車 北斗星」と同じく東京と地方をつなぐ存在になることを目指し、観光案内やイベントにも力を入れていくそうだ。
これだけ特別な気分を味わないながら、1泊2,500円からというリーズナブルさが嬉しい。詳細と予約はトレインホステル北斗星の公式サイトから。
東京や関東の旅の出発点は「トレインホステル北斗星」からはじめてはいかがだろうか。
[トレインホステル北斗星]写真提供:株式会社R.project