意外と木製のカッティングボードも種類が豊富。また、黒や青を基調としたアジアテイストのコーナーもあるが、カラフルな店内において全く目立たない。それでもひとつひとつ手にとってみると、インテリアと馴染むようなシンプルな器。使い勝手がよさそうなものばかりだ。
今回はそんなシンプルなものからチョイスしたアイテムを使って、2点のDIYの挑戦。名付けて「フライングタイガーハック」! まずは初級編から。
『陶器とスチール脚のトレー』
黒と緑、2つの器はどちらも300円(税抜)。これに脚を付けるだけ。新鮮でオリジナルなかたちとして楽しめる。
脚にするのはキャンドルホルダー。金色と黒があり、100円(税抜)とは思えないほど、美しいフォルム。
用意するもの
・器(フライングタイガー)・キャンドルホルダー(フライングタイガー)
・コルク栓
・接着剤
ホームセンターで見つけたこのコルクがキャンドルホルダーの内径(23mm)にぴったり。なければワインコルクをサイズに合わせて削ればOK。
STEP1
コルクの大きい面に接着剤を付け、器の裏の中心部に貼り付ける。使ったのは「クイック30」という2剤を混ぜるタイプの接着剤。固まり始めるまで30分かかるので、慌てなくても済む。貼り付けて1時間は、重しをのせておく。
STEP2
キャンドルホルダーの内側とフチに接着剤をぬって、コルクにはめる。
重しを器の上に載せて固まるまでおく。最終の接着強度になる24時間後に完成!
金色の方も同じように接着する。ちなみに、この接着剤は結構な強度があるので、取れることはない。だが、 キャンドルホルダーの脚の大きさを考慮にいれて、器の大きさは直径20cm以内で作る方がベター。好みの組み合わせで楽しんで。
エントランスに置いて時計や鍵などの置き場所としてもいいし、テーブルウェアとしてチーズなどを載せてサーブしてもいい。
続いて上級編。
アカシアの木でできたカッティングボードは2cmという分厚さでかなり重厚。特徴は樹皮がついていることと、隅に穴が空いていること。これを生かしたDIYを考え、スライドオープン式のスツールに決定!
『収納スツール』
用意するもの
・カッティングボード(フライングタイガー)・黒い板5枚
(側板H350xW200mm 2枚、前後板H300xW290mm 2枚、底160x290mm 1枚)
・スクリュー釘 適宜
・太鼓鋲(小) 適宜
・太鼓鋲 16mm 1本
・丸棒直径15mm 長さ18mm
・木工用ボンド
・ハンマー
・ヤスリ
スクリュー釘は通常の釘以上の強度があり、ハンマーで打つので、ドリルを持っていない方にもおすすめ。ただし釘は打ち付ける音が結構するので、時間と場所に要注意。
STEP1
板を組んで箱型にし、木工用ボンドで付けながらスクリュー釘で打っていく(仕上げに太鼓鋲を打つので、この時に先に印を付けておくと仕上がりが綺麗)。側板の一辺で5箇所以上の本数を打とう。底では計10箇所以上あればOK。
STEP2
太鼓鋲を釘のすぐ横に打って釘の頭を隠す。
STEP3
カッティングボードの穴に入れられるように、丸棒の周りをヤスリで研ぐ。スッと入るくらい余裕がある方がよい。
STEP4
右の側板、後ろから10mmのところにボンドor接着剤で丸棒をつけてから釘で打ち付ける(釘は円の中心から少しずれたところに打つのがポイント)。
カッティングボードを乗せて、丸棒の円の中心に大きい太鼓鋲を打つ。
スライドオープン式の収納スツールの完成! エントランス用として、今回は完成の高さを37cmにしたが(靴を履くのには少し低めがよいので)、使い勝手がよい高さで作って欲しい。ちなみにこのカッティングボードは1,500円(税抜)。
フライングタイガーはまず「安くてかわいい」というイメージだが、コッパー色のワイヤーバスケットや、来年ブームが来そうな大理石のアイテムなどもある。
デートでも楽しめる場所でもあり、DIYの素材探し目的で行くのもきっと楽しいに違いない!
[Flying Tiger Copenhagen]