このホテルには、客室がたった4室のみ。それぞれの部屋が、かなり個性豊かな空間になっている。
「room1410」は最も小さな部屋だが、クリエーターたちは「最も居心地の良い部屋」だと言う。ワルシャワ大学の美しい建築を、窓から眺められるよう設計されている。
ベッドの横には、コンパクトなシャワールームとバスルーム。ひときわ目立つ鮮やかな色合いなのがおもしろい。この部屋には、最大2人まで滞在可能。
最大4人まで滞在できる「room1968」は、リビングルーム、バスルーム、ベッドルーム、ベランダと、すべてが備えられている。家に住んでいるような感覚で、快適にくつろげるのが嬉しい。
クリエーターたちは、出張でこの部屋を利用することを提案している。快適な空間なら仕事に集中できるだけでなく、リビングルームでちょっとしたミーティングもできるからだ。
「room2020」は、最も広くて日当たりの良い部屋で、4〜6人の滞在が可能。広いバルコニーからは、町全体が見渡せる。
ベッドルームとバスルームの間にある丸い照明は、この部屋の個性的なインテリア。落ち着いたシンプルなデザインにこだわり抜かれたインテリアは、鑑賞して楽しめるよう設計されている。
最後に、「room1777」は最もミニマルな部屋である。
木のフレームがベッドルームとバスルームを囲み、ベッドの横にガラス張りのシャワールームがあることで、空間を上手く分けている。2人までの滞在が可能で、カップルにおすすめの部屋だ。
部屋の外には共有スペースがあり、朝食を楽しめるようになっているのも素敵だ。朝食は、プレートまでこだわり抜かれた、シェフオリジナルのメニュー。
そしてユニークなのが、なんと「room1968」と「room 1777」の2つの大きな部屋を同時に予約できるところ。部屋の扉を開けて、2つの部屋を繋げれば、大人数で旅行する際にぴったりな空間となる。さらに、100% authorと予約すれば、ホテル全体を借りきることも可能。
少人数でも大人数でも、様々な旅の目的に対応できるようになっているのがニクい。
若手クリエータによって、100年の歴史を活かしてリノベーションされたAUTHOR ROOMS。見るだけで楽しい空間であり、ポーランドを楽しんでほしいクリエーターの情熱を感じさせるデザインだ。
そして現在、東京のアクタスではAUTHOR ROOMSが出展する「東欧ワルシャワ デザインの情熱」展が開催されている。ホテルのオフィシャルグッズを買えたり、デザインや器の展示が眺められるので、気になる人は訪れてみてはどうだろうか。
[AUTHOR ROOMS]