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Gapが新しい働き方を提案。「DENIM FRIDAY」の意義とは

2016/12/01 06:00 投稿

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ここ数年、時間や服装、場所に縛られないような働き方のニーズは高まっており、少しずつ、多様かつ柔軟な働き方を訴える企業や団体が増えてきた。

ただ依然として、会社に勤める多くの人が出勤日はフォーマルスタイル、休日のみカジュアルな服を着て生活しているのが多いように思われる。

世界各地に店舗を持つカジュアルブランド「Gap」はこの現状を鑑み、毎週金曜日にデニムを取り入れたオフィスカジュアルで勤務するという、ファッション視点で新しい働き方を提案するプロジェクト「DENIM FRIDAY」を提唱している。

11月25日、Gapは「DENIM FRIDAY」の賛同企業とともに行った実証実験の発表や、デニムを取り入れたオフィスカジュアルのコーディネートを発表するイベント「DENIM FRIDAY NIGHT OUT」を開催した。

登壇したスティーブン・セア社長は「『DENIM FRIDAY』は、仕事場での新たなマインドセット。個性を大事にしつつ、好きな服を着て自信を持つことで、活発な仕事を促す」と語り、同プロジェクトの必要性を訴えた。

続いてマーケティングPR シニアマネージャーの小神野直子氏は、資生堂、全研本社で行われた実証実験の結果を発表。オフィスでのカジュアルウェア着用時とフォーマルウェア着用時に、脳波に及ぼす影響を比較検証した実験だ。

19名の分析データから、会議に入る前の脳波の平均値において、カジュアルウェア着用時だと統計的に「興味」度が高く、「ストレス」度が低いことがわかった。また、会議中の脳波を検証すると、フォーマル・カジュアルウェアの差はなく、同様のパフォーマンスが得られているという結果も出てきた。

さらにアンケートでは、議論の活発化とコミュニケーションの円滑化を実感したという意見も。


イベント後半にはスタイリストの荒木里美氏(写真上)、川田真梨子氏(写真下)によるコーディネート紹介が行われ、デニムを取り入れたカジュアルスタイルを提案。

モデルは資生堂、全研本社の社員が務め、実際に2人がコーディネートした服を着て登壇。オフィスカジュアルのポイントを紹介した。

男性のコーディネートを担当した川田氏は、仕事への影響をふまえ、ダメージ加工のあるデニムは避けて選ぶべきと話す。その上で、デニムの色と相性がいい「ネイビー」を使ったコーディネートを推奨。足もとについては、白い靴下を履いてもおしゃれだが、基本的にオフィスカジュアルではパンツや靴、ベルトなどの色と合わせるのがベターだと語った。

イタリアで人気の「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれる色使いもおすすめしている。イタリア語でアズーロは空色、マローネは栗色を意味し、青と茶色を組み合わせた色使いだという。



仕事とプライベートの境目が曖昧になってきている昨今。まずは金曜日だけでもデニムを履いたオフィスカジュアルを取り入れ、「ファッション」という視点から、働き方を見つめ直してみるのはどうだろうか。

[GAP 1969 MAGAZINE]

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