兵庫県を拠点にアクセサリーやバッグの販売を行う「WAKURA-和蔵-」もそのひとつ。伝統工芸の普及を目指すプロダクトブランドです。
ただ「WAKURA-和蔵-」は、伝統工芸の良さをストレートに伝えるのではなく、独特の手法をとっています。
「WAKURA-和蔵-」が商品を制作する際に使用する素材は、伝統工芸品の端材やデッドストック。
本来であれば廃棄されるものですが、生産者と直接コミュニケーションをとり、選定します。
生産者とともに選定した端材を、クリエーターや企業とともに商品化。素材本来の良さや個性が生かしながら、丁寧に手作りします。
世に出ることのなかった京焼、清水焼、西陣織糸などを活かした「アクリル×工芸品の一輪挿し」と「アクリル×陶器のCUBE」。
もともと捨てられるはずだった伝統工芸品の欠片が、新しい商品として生まれ変わり、世に出ていくのです。
「WAKURA-和蔵-」の最終的な目標は、産品のブランディングや商品販売ではありません。商品をきっかけに、素材が使われた伝統工芸のある町へ「行ってみたい」「見てみたい」という思いを創出することが目的です。
日常的に伝統工芸品に触れる機会は多くないと思いますが、「WAKURA-和蔵-」の新しい商品を通して、少しずつ知ってみるのはどうでしょうか。
[WAKURA-和蔵-]