その反面、夏は冷やしすぎ、冬は温めすぎの建物やお部屋があることも珍しくありません。暑さ寒さの感じ方は人それぞれですが、本当はそこまで空調を使わなくてもよいのかもしれませんね。
以前にroomieでもご紹介した「Leaf Thermometer」は、葉っぱの形をした温度計。普通の温度計のように数値で温度を表示するのではなく、葉っぱの色が変化することで、視覚的に暑さや寒さを感じることができるというもの。
今回は、こちらをレビューさせていただきます。
シルバーの袋に包まれて、やってきました。「Leaf Thermometer」
開けてみると、5枚の葉っぱたちが。各部屋に設置したり、お友だちと分けても十分な数ですね。
20~25℃程度のときはきれいな緑色になり、寒くなってくると茶色に、暑くなると黄色へと徐々に変わっていきます。エアコンを入れて27、8度くらいにして撮影したので、明るめの緑色になっています。
ちょっと指で触ってみました。体温は35度以上あるので、触ったところが黄色に変色しているのがわかります。
エアコンを切ってみるとたちまち、ほぼ黄色に近い緑になりました。
ちなみに、外に出てみたところ、こんな色に変わりました。画像ではわかりにくいかもしれませんが、上よりも黄色になっています。
こちらは見づらいですが、冷蔵庫に入れてみたところ、茶色に。冷蔵庫は3度~5度と言われています。撮影のためにドアが開いており、数度上昇しているかと思いますので、だいたい、10度以下くらいでしょうか。
裏側には小さなシールが貼ってあるので、気軽に壁やパソコンなどに貼ることができます。
ちょっとした気温の変化で、葉っぱの色が変わっていくことが体感できました。「Leaf Thermometer」があれば、こんな風に、四季の移ろいをお部屋の中で楽しむことができます。材質は「紙」なので、エコフレンドリーでもあるんです。
デザイナーの熊谷英之さんによると、「もっと感覚的に、季節の移ろいのように自然に温度を感じることができれば、普段使いすぎているエネルギーに気づくことができるのでは」という思いから、この「Leaf Thermometer」が生まれたのだそう。
夏は暑く、冬は寒い。
そんなごく当たり前のこと。
「温度」という数字に左右されるのではなく、自分の感覚を大切にできればいいな、と思うのでありました。
Leaf Thermometer[アッシュコンセプト](林美由紀)