製造業の場を中心に、広く導入されている3Dプリンターをご存じですか?
プリンター、と言っても紙に印刷するのではなく、3Dデータの設計図をもとに細かな樹脂を重ねていき、立体物を自動で造形してくれるもの。
機械部品や家電、自動車業界では既に導入されていますが、まだまだ高価でスペースを取るものが多く、企業向けのものがほとんどです。でも、先日紹介した、ローランドの「iModela」に代表されるように、意外と身近になりつつあるものなのです。そして、近いうちに業務用にも引けをとらない高性能・コンパクトな家庭用3Dプリンターがお目見えするかもしれません。
現在kickstarterで資金調達中のプロジェクトが、Formlabsが開発中の3Dプリンター「Form 1」。これまでなかなか難しかった、お手頃価格でコンパクト・高性能な3Dプリンターを実現したとのこと。確かに、パソコンの横に置けちゃうほどのコンパクトさですね!
この「Form 1」を使えば、写真のとおり25セント硬貨ほどの大きさのものも精巧に造形してくれるんだとか。カゴの中の小鳥や、エッフェル塔まで…滑らかな曲線や細かな部分も、非常に美しく造形しています。これはすごい。今回は、2,299$(日本円にしておよそ179,300円)以上の資金提供で「Form 1」本体を1台提供するとのこと。2,999$以上(およそ234,000円)の資金提供で、日本への配送もしてくれるようです。これまで総勢974人から1,405,715$(日本円にしておよそ1億964万円!)もの資金が集まっていることからも、その注目度の高さが伺えますね。
お家のパソコンの横に3Dプリンター。
家電の部品や、フィギュアをお家で作る! なんて日は、そう遠くないかもしれません。
Form 1[via inhabitat]
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