机上の空論場

【2016プロ野球】V逸した巨人まとめ【セリーグ】

2016/09/13 00:27 投稿

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今年のセリーグは、首位・広島が2位・巨人に15ゲームという大差を付けての優勝。
力関係としては、広島1強、巨人1微強、横浜1中、他3弱だった。


巨人は序盤、先発投手が菅野・田口しか計算できない上に、救援陣も崩壊していた。
交流戦に入り、内海と大竹が戦力として活躍するが、いかんせん打線の弱さが改善されず。
後半戦からはマイコラスがローテPとして機能し、更に打線が復調しだす。
首位・広島と4.5ゲームまで差を縮めるが、3タテの懸かった試合で逆転負けし、
そこからはその負けをずるずると引き摺るように、再び差を広げられてしまい終戦。

高橋監督は序盤こそ迷采配(村田をファーストの守備固めとして使うために代走出さず等etc…)が目立ったが、徐々にその印象は薄くなった。とはいえ良采配もほぼ無く、寧ろ未だに首を傾げることも多し。ただ昨年までの原とは違い、スタメンをほぼ固定したのは良かったと思う。それに加えて原の呪縛から開放され、チームの空気が変わったことにより実力を発揮した選手がそれなりに見受けられる。

 
嬉しい誤算:山田が憧れた坂本(覚醒)・田口・阿部・村田・内海・大竹・宮國
悲しい誤算:立岡・桜井・山口・戸根・高木・ポレダ

チームの欠点:控え野手の弱さ
       スタメン野手が上位以外ほぼ鈍足揃い
       リリーフがマシソン以外信用できない

来季以降の課題:カープのように若手が台頭せず、
        未だベテランに頼っている状況のため世代交代できず。


~選手批評~

菅野:序盤はワンシームも効果的な球種として使えていたが、いつの日からか曲がりも小さくイマイチなものに。そして徐々にワンシームの使用率も減り、例年通りスライダー・カーブ・直球だけの単調な組み立てになったことにより、いくら直球の質が上がったとはいえ、粘られて球数の増える場面が多かった。フォークは相変わらず落ちが悪くて駄目、昨年フォークが良い時はそれを武器に三振を奪えていたのだが、今年は1年を通してフォークの質がイマイチだったこともあり、ほとんど使わなかった。菅野が投手として更にステップアップするには、やはり昨年同様球数を減らす努力が必要で、そのためには使える球種を増やすほかない。菅野に限らずだが、やはり右投手は落ちるボールがないと左打者を抑えづらい。本人曰くフォークは握力を使うため、その後の投球に影響が出るらしい。フォークを見限りチェンジアップやシンカーを覚えれば間違いなく日本最強の投手になるだろうが、今更はさすがに難しいか。とりあえず現状ある球種を見直すとなると、序盤は効果的だったワンシームしかないだろう。ワンシームの一番のネックはコントロールのしづらさと、本人曰くシュート系のボールは投げると肩が開くそうなので、より使いこなせるようにするか、いっそのこと再び封印するかの選択は気になるところだ。咋年オフ取り組んだ指先の強化により実力は確実に上がったため、投手として更にもう一段上に行くためにも、やはりあと一つ武器が欲しい。理想としては落ちるボールの習得に尽きるが、いずれにせよ、来年に向けての彼の努力を楽しみに見守りたい。

坂本:今年はついに打者として成熟した感がある。色々な影響はあるだろうが、やはり下半身主導の打撃を身に付けたことで、右方向にも強い打球を打てるようになったことが一番大きい。体が突っ込まなくなったおかげでポップフライも減り、元々の長所でもあるインコースの捌き、落ちるボールへの柔らかい対応はそのままで、打者としての弱点がほぼ無くなり右方向に飛ばせるという長所が増えた。もはや最強打者に片足を突っ込んだレベルだが、よりホームランの打てる筒香らと比べると、打者としての怖さはやや落ちる。ただヒットメーカーとしての実力は間違いなく日本一を争うものになったため、一過性ではなく野球選手としてのピークを超えるまで、毎年首位打者を狙える本物の実力を手に入れたことを、ファンとして手放しで喜びたい。まさかあの坂本が右方向にHRを打つ日が来ようとは…数年前から取り組んだ右方向への打撃が、ここに来て実を結ぶとは思いもしなかったが、この坂本の成長は個人的に今年一番の嬉しい出来事だった。

小林:打撃はからっきしだったが、正捕手として1年間マスクを被り続けた経験は大きな糧となるだろう。捕手としての実力は間違いなく付いたし、投手からの信頼も得て、来年は更なる飛躍が期待される。今年はリードで手一杯という感じだったが、本来は打撃もそこそこセンスがあると思うので、来年はせめて通年で250.打てるように頑張ってほしい。

岡本:2軍での成績は中々のものだが、このまま2軍の帝王として、大田の系譜を継がないように成長しなければならない。村田という太ったおじさんが不動のレギュラーとして君臨しているが、来年こそは何とかその座を奪ってほしい。甘いボールは捉えられても、厳しいコースのボールや1軍レベルの速い球・鋭い変化球にはからっきしのため、現状を見ている限りではやはりまだ厳しいか。

:原前監督の置き土産というか遺産。2軍では3割を記録しており、シーズン終盤はスタメンでの出場も目立った。打撃と守備のセンスは間違いなくあるので、セカンドのレギュラーの座を射止められるよう頑張ってほしい。

沢村:相変わらずの守護神もとい筋肉大明神。成績としては悪くないのだが、やはり安定感に欠ける。コントロールの悪さもそうだが、特に今年はSFFが簡単に見切られ、そのせいで辛い投球が多かった。やはりフォークの握りを深くして変化量を増やすか、決め球をスライダーにすべきだと思う。先発時代に使っていたカーブで緩急をつけるのも効果的なのだが、現状は何故か緩急の全く無い、パワーピッチャー丸出しの組み立てなのでどうしても粘られる。真っ直ぐはどう足掻いてもこれ以上速くならないので、とりあえずは制球の悪さと使えないSFFをどうにかしてほしい。

マシソン:どうしようもないリリーフ陣の中で一人気を吐いており、唯一信頼できる存在。夏場になってからの直球の走りは常に最高で、例年より見ていて安心感があった。年齢的にはあと数年というところだが、新たなセットアッパーが出てくるまでは、今まで通り馬車馬のように働いてもらうしかない。

山口:完全に衰えた鉄腕。球速が目に見えて落ち、ついに140㌔も出なくなってしまった。元々制球がそこまで良い方ではなく、球威やキレで勝負していた投手のため、もはやどうすることもできない。本来なら戸根辺りが台頭しなければならないシーズンだったのだが、伸び悩んでいるため叶わず。巨人にとっては悪夢だが、思ったよりも早く選手寿命が来てしまったということだろう。勿論それで今までの活躍がフイになるような選手ではないため、素直に感謝の気持ちを込めたお疲れ様を言いたい。

内海大竹:若々しさを取り戻したベテラン2人。正直復活するとは思っていなかったため、戦力としてはまさに嬉しい誤算だった。

桜井:ドラフト1位がこのザマ…現状線が細いので、とりあえず体を大きくして、強い直球を投げられるようになってほしい。

宮國:シーズン中盤、貴重なロングリリーフとしてチームを支えた。制球力が上がり、投球テンポが目に見えて良くなった。自分の実力の限界を悟ったかのような、迷いの無い投げっぷりが印象的だった。

西村:交流戦で復帰した元守護神。直球・変化球共に復調を感じさせるものだったが、残念なことにあまり長くは続かなかった。

田原:序盤は散々だったが、徐々に安定した投球を見せるように。難しい局面での登板こそ少なかったが、右打者キラーとしての役割はそれなりに果たしたと言えよう。

今村:大した実力もないのに登板機会は多かった。現状はまるで駄目と言わざるを得ない。

マイコラス:復帰当初は直球のスピードが戻らず、複数年契約の失敗を感じさせたが、徐々に調子を取り戻し本来に近い投球をするように。終盤は特にクイックの問題を露呈したが、やはり菅野・田口に次ぐ先発投手として来年も頭数に入れたい。

高木:昨年と比べると直球が早くなり、更にフォークの落ちが良くなった。ただ相変わらず無駄な四球が多く、制球に問題があるため改善しなければならない。売りであるカットボールの鬼曲がりは相変わらずだし、正直エース級の実力はあると思うので来年に期待。

田口:身長が低く伸び白が無いと思っていたが、腕の振りが更に良くなったことに加え、昨年より制球・直球のキレ・スライダーの曲がりが成長した。さすがにこれ以上の伸び白は感じないが、まだ20歳と若いため、対策を練られない限りはこれからも活躍が見込める。

脇谷:広島・ジャクソンから打った奇跡のサヨナラHRには驚愕したが、活躍はそれだけ。

長野:とにかくパッとしない成績。消去法で1番に置いているに過ぎず、本来なら7番で使うレベルのフリースインガーである事実は揺るぎない。守備も相変わらずヘッタクソ。

重信:現状はまだまだ速球や左投手のスライダーが打てないが、数多くの盗塁が期待できる逸材。将来的には鈴木のポジションでも良いが、やはり盗塁が出来る2番打者としての成長を期待。

大田:もはや永遠のものとなりつつある未完の大器。今年はノーステップ打法にも挑戦したが、結局元のフォームに戻したようだ。

橋本:成績ほど悪い印象は無い。今年は松本が守備でも精彩を欠いているため、この橋本の守備力がより際立って見えた。強肩に加えて走力もあり、課題の非力な打撃をもう少し改善できればスタメンに定着できるだろう。

村田:まさに及第点の活躍を見せたベテラン。もっと相手バッテリーが内角速球中心で攻めれば簡単に抑えられるはずなのだが…そこまで厳しい攻めをしてこないため、助かっている面も大きい。

クルーズ:主にゲッツーの際に発揮される「ボールを受け取ってすぐ送球」はまさに職人芸。坂本のバックアップとしてショートも数試合務めたが、守備範囲の狭さばかりが目立った。打撃がとにかく淡白なのと、選球眼の無さが最大のネック。正直もういらないので辻君を育てて下さい。

阿部:なんやかんや打棒健在で頼りになった。また新しい外国人を獲得するだろうが、ファースト専なら来年も戦力として期待できるだろう。

亀井:毎年必ず怪我で戦列を離れるのが残念。だがその打力と外野守備(特にレフト)の上手さは1軍戦力として欠かせない存在。

ギャレット:ファーストの守備が酷すぎで、序盤はとにかく足を引っ張った。2軍から這い上がりレフトでスタメン定着、その後はそれなりの成績を残したが、やはり高めの速球が打てないという弱点がどうしようもない。クルーズ共々いらないが、巨人なら保険で残しそう。


うん…正直菅野と坂本の項目書いて満足しちゃったな。

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