RAPの頭の悪いブロマガ

それはまるでゲームキャラのような・前編

2014/04/15 23:04 投稿

コメント:24

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それなりに人生を長く過ごしていると、どう考えてもゲームかアニメか漫画の中の登場人物にしか思えないような人間に出会ったりすることが稀にある。事実は小説よりも奇なりというやつだが、いや、俺にだってそんな体験あるよという人もいるだろう。

自分自身の実体験として、そういうゲームキャラみたいな人物は放っているオーラからして違う。「極上のオーラ」を纏っているのが目に見えるかのよう。今回はなんとなく、その「極上のオーラ」を纏っている人物と出会った経験を3人分、語ってみたくなった。

一応、どれも約20年前の話と前置きしておく。

まず1人目。彼は、天は二物も三物も与えましたと言わんばかりのステータスだった。


一目でわかる美形と、奇抜なファッションセンス。
具体的に例えるなら、八神庵をビジュアルバンドのボーカル風に細身にした感じだったと思って欲しい。(ストリートファイター3のレミーでもいいかもしれない)

彼は絵も音楽も出来た。美形の上に絵も音楽も、というだけでもはや嫉妬するだけアホらしいという感じではあるが、何よりもそのレベルがおかしかった。


彼は若干二十歳で、既に沙村広明先生級の画力を保持していた。音楽に関しても、DJプレイ等をプロ級にこなしてみせる。何もかもおかしい。
当然、女性は黙っていても向こうから寄ってくる。

なのに彼は自室にダライアス外伝の筐体を置き、巨大スピーカーと接続し、自室どころか隣近所ごと揺れるのではないかという爆音でプレイするゲーマーだった。彼はBUCK-TICKやX-JAPAN、ZUNTATA系の音楽を毎晩のように爆音でかけ流し、案の定ビルの管理人に毎日のように文句を言われていた。そして俺はそんな彼の真上の部屋に住んでおり、彼が爆音でかけ流す音楽の趣味がことごとく自分の趣味と一致していることに笑い、彼の爆音に対して怒るどころか彼の部屋の扉を叩き、自分から交流を求めて行った。

付き合っていけば行く程に、俺は彼の思考や生き様に惚れていった。彼と過ごす時間は本当に「毎日が何かのイベント」というレベルで楽しかった。
(彼は秋葉原HEYでダライアスLIVEをやってみせたんだぜ?信じられるかい?)

一度、彼に真剣に怒られた事がある。将来、ゲームを手がけてみたいと発言した時だ。
「ゲーム?ゲームだって?駄目だ。ゲームは協力しないと作れない。プログラムにしろ音楽にしろ、他人の手が介在した瞬間に、それはお前のモノではなくなってしまう」
「だとすると、俺は小説を書くしかない」
「それでいい。お前が心の底から本当に作りたいと思ってる物語を書いてくれよ。俺はお前の本気が見たいんだよ。そしたら、お前の本気に挿絵書かせてくれよ」
「後で合流しようという話?」
「そうさ。待ってるぜ」

そう言って彼は、商業デビューと共に遠い世界へ行ってしまった。一度見たら忘れないペンネームにするから、わかりやすいはずだと笑って。確かにわかりやすかった。彼の「日本で最も字画数の多いペンネーム」は、誰もが一度見たら忘れないはずだ。

あれから20年経つが、まだ彼との約束は守れそうにない。向こうはもう俺の事なんて忘れているだろうけれど、俺の中には残ったまま。だから、俺はまだ彼に再会する資格なんてない。

――心の底から本当に作りたい物語が、いまだに見えてこないから。

少し話が長くなってしまった。
残り2人の女性の話は、また今度にしようと思う。

コメント

Metto-X
No.22 (2014/04/18 05:57)
君も十分漫画の主人公になれるよ
keitoushi
No.23 (2014/04/18 08:55)
>>3
ネット普及以前に一人でゲーム作ってた人なんて山ほどいますよ
T2
No.24 (2014/04/18 17:59)
自分にとってはRAPさん自身がひょっとしたら10年以上前に
某ネトゲで同じギルドメンバー的な人だったような気がしていて(勘違いの可能性も多いにあるのだが)
もしそうだったら、以外と世間は狭いというか意外なところでつながりがあるんだなという気持ちになる
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