北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
【目次】
□クロスレビュー「必食の一杯」
■連載コラム(第21回)
『ラーメンの憂鬱』〜地鶏を使う意味(山路力也)
『教養としてのラーメン』〜西九州のご当地ラーメン(山本剛志)
□告知スケジュール
■編集後記
■巻頭コラム
「バレンタインデーにラーメン?」山路力也
2月14日はバレンタインデー。チョコレートを贈って愛を告げる、という設定そのものが日本のチョコレートメーカーの戦略から始まったのだとすれば、まぁチョコレートにこだわる必要もないわけですが、ラーメン界でもバレンタインにちなんだラーメンを出していたりするのが面白いところではあります。
有名なところでは「麺屋武蔵」がロッテのガーナチョコレートとコラボレーションしたもの。8年目となる今年は「つけガーナ2016」というつけ麺スタイル。「麺や庄の」でも「チョコラーメン」を提供している他、ユニークなネーミングと創作麺を繰り出す「パパパパパイン」でも「カカカカカカオ」というメニューを提供中とのこと。どちらも食べてはいないのですが。
変わった試みとしては、博多一風堂の「バレンタイン海苔」。こちらは限定店舗ながらも、ラーメンを注文するとメッセージの入った海苔がサービスされるもの。気になるメッセージは18種類あるそうで、例えば「はじめてのキスは、とんこつの味がした」「一生に一度くらい、バリカタのような恋がしたい」なんてメッセージが書かれているのだそう。これはこれで面白い試みです。
しかし…個人的にはやっぱりバレンタインデーはラーメンじゃなくてチョコレートを食べたいなぁと。日頃毎日のようにラーメン食べてるんだから、わざわざバレンタインデーにまでラーメン食べなくても。まぁ、バレンタインに限らずチョコレートも毎日のように食べているわけですがね。
□クロスレビュー「必食の一杯」
一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は横浜家系ラーメンの新進店、横浜ラーメン田上家の「ラーメン」を山路と山本の二人が食べて、語ります。