■「東京ラーメンショー2014」まとめ!
(閉会式での、日本ラーメン協会千葉理事長<当時>のあいさつ)
今年で6回目の「東京ラーメンショー2014」。私は開幕から終了までの11日間、連日どこかで訪問して各ブースのラーメンを味わい、会場の雰囲気も楽しんだ。開催前の予想と食べてみての速報は、10月の「ら~マニア共和国」エントリーで無料公開しているので読んでほしい。
今年は「6日+5日」の2幕制と、去年までより更に一日長くなった。去年よりはやや観客が多く感じられたが、各店とも行列が短く感じられ、スムーズに食べられた。今年の様子を自分なりにまとめてみたい。
去年は11月下旬、「勤労感謝の日」を最終日にした10日間で寒かった。今年は「文化の日」を最終日にした日程に戻り、その分多少は暖かかった。夜でも家族連れが多かったのはそのせいもあると思う。来場者は42万人を越えたということで、去年が38万人だという事から考えると、1日増やした分がちょうど増えているとみる事もできる。
ただ、11/1の土曜日が雨模様になってしまった事は残念。雨が止んだのも日が落ちた後だったので客足は戻らず。11/2と11/3でその分盛り返したかもしれないけれど、最後の三連休が晴れればもう少し来場者数を増やせたかも。あと、今年は1杯850円に上がってしまったのも客足に影響したとは思うが、丼に去年まで入っていた「日清食品」の宣伝が消えるなど、スポンサーが減る中での運営だけになかなか難しいものがあるのかも。
今年初の試みになったカキ氷とデザートは、大行列だったりお客がいなかったりと、売れ行きにばらつきがあったのは課題として残った。来年も継続をお願いしたいと共に、提供方法の改善や、他に楽しめる食べ物があるといいかなぁと思う。例えば、今は「おやつカンパニー」が駄菓子を色々販売しているけど、あれを拡大して駄菓子もデザート的に食べたり持ち帰ったりするような。
ラーメンイベントというのは制約が多い。ラーメンの価格やプラスチックの容器は一律。消防法の制約から屋内でガスを使える会場はほぼない為、天気の影響を直接受ける屋外での開催になる。それらに不満を持って「イベントでラーメンは食べない」と明言するラーメン好きもいる。その気持ちは分かるが、イベントが広げる可能性も大きい。普段なら食べられないご当地ラーメンが一堂に会する。予想もつかないコラボラーメンが出てくる。普段ラーメンをあちこちで食べ歩かない人がやってくる。実はお忍びで来ている芸能人もいたりする。私が東京ラーメンショーに注目しているのは、何よりも懸命にラーメンを作っているラーメン屋さんの努力を、一人でも多くの人に広めたいと思っているから。
「東京ラーメンショー2015」の開催はまだ決定していないが、既に準備を始めているとの事。日本最大(つまり世界最大)のラーメンイベントなので、また新たな取り組みで食べ手を驚かせてほしいと思います。
いろいろある中、東京ラーメンショーのラーメンは今年も本当に美味しかった。今年は全ブースの46杯を食べたので、その中で「良かった順」に並べてみました(「美味しかった順」ではないです)
それでは…発表です!