北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
【目次】
□クロスレビュー「必食の一杯」
徳島ラーメン可成家TOKYO@代々木「定番茶系(並)」
長浜ラーメン名島亭@名島「ラーメン」
■【新連載】コラム
□告知/スケジュール
■編集後記
■巻頭コラム
「ラーメンイベントの季節」
関西以西ではまだ暑いものの、今年の東京は珍しく、9月と同時に秋に突入。「スポーツの秋」「芸術の秋」そしてやっぱり「食欲の秋」。そんなわけで、この秋も屋外で開催するラーメンイベントが目白押しになっている。
まずは茨城。10/11(土)~10/13(祝)は今年で3回目になる「つくばラーメンフェスタ2014」が開催。昨年、3日間で10万人を集めた人気のイベント。今回も地元5ブースと各地から6ブースが出店。気になるのは地元の人気行列店「喜元門×喜乃壺×華丸」コラボ。このコラボは面白そう。高田馬場の人気店「渡なべ」が、ラーメンイベントでは珍しく単独出店したり、滋賀からやってきた鶏白湯の名店「ラーメンにっこう」も気になるところ。
東京では10/2(木)~10/29(水)、新宿歌舞伎町の大久保公園で行われる「大つけ麺博」。今年は「第一回みんなで選んだご当地つけ麺GP」と銘打って、6店舗が1週間ごとに「第一陣」から「第四陣」まで開催。第一陣では「拉通」が「船橋ソースつけ麺」で出店。第二神では大阪「ストライク軒」が「NEOシンカー」、第三陣では、二郎インスパイア系の人気店「千里眼」がつけ麺を創作し、第四陣では、松山の「周平」が登場。もちろん今までの人気店も登場するので様々に楽しめる。
そして、日本最大と言える「東京ラーメンショー2014」は、今年も駒沢公園で10/24(金)~11/3(祝)まで開催。今年は「第1幕」が10/24~10/29の6日間、「第2幕」が10/30~11/3の5日間になっている。同一ブースでも2~3日で入れ替わる所もあるので、全部で47種類のラーメンが登場。第1幕では日本最古のラーメン「来々軒」の復刻再現や、「ふくしまラーメンショー」でも人気を集めた「福島鶏白湯」、去年話題だった「大分佐伯ラーメン」が登場。第2幕では故・佐野実の「支那そばや」創業当時の味を復刻再現したり、塩味の「今治ラーメン」が初登場、去年一番人気だった「石川・濃厚味噌肉盛そば」が登場するなど、様々な味が今年も賑わいを見せそう。
静岡県では9/27(土)と9/28(日)の2日間、静岡市青葉シンボルロードで、「静岡ラーメンフェスタ2014」が、今年で7回目の開催。県内からは第1回から皆勤の「麺屋燕」をはじめ5軒、東京からは「肉玉そばおとど」ら3軒が出店するとの事。
山梨県では11/2(日)と11/3(祝)の2日間、中央市の山梨県流通センターで「第2回山梨ラーメン祭」を実施。こちらは地元山梨からは、味噌が人気の「初志貫徹」ら3軒、静岡からは、県東部の人気店「卓朗商店」ら3軒、長野からは、松本の豚骨醤油味「寸八」ら2軒と、3県から選抜した店が集まるというイベントになっている。
ラーメンイベントは秋だけでは終わらない。福岡では11/19(水)~11/27(木)に「福岡ラーメンショー2014」、大阪では12/11(木)~12/14(日)、12/19(金)~12/25(木)に「ラーメンEXPO2014」が、どちらも去年に続いて2回目の開催として行われる。
私は昨年同様に、東京ラーメンショーについての「予想」と「速報」を、号外で紹介予定。イベントでは普段食べられない地方のラーメンや、新しいラーメンとの出会いがある。店舗で食べるのとは一味違う雰囲気で、家族連れのレジャーにも好適。是非、お近くのイベントに足を運んでみてほしい。(山本剛志)
□クロスレビュー「必食の一杯」
一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は北島さんもしばしば食べていた『麺や太華』の「中華そば」を三人が食べて、語ります。
「中華そば」700円