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ふくしまラーメンショー2014 徹底予想

2014/04/24 00:00 投稿

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  • 山本剛志のら~マニア共和国

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■GWは「ふくしまラーメンショー2014」に行こう!

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<2012年のふくしまラーメンショー開会式、ステージには企画監修の大崎裕史氏>

 2011年に起きた東日本大震災と、その後の東京電力原発事故による風評被害を払拭すべく、2012年から毎年ゴールデンウィークに開催され、今年で3回目になるふくしまラーメンショー。この2年「ただの客」として楽しませてもらっているので、経験からの予想を紹介します。

1.開催期間

 2014年は「5月1日(木)~5月6日(火祝)」の6日間。10ブースが出店。
 開催時間は「10:00-20:00」。最終日の5月6日(火祝)は17:00まで。

 平日は12~14時頃と、17時以降が混み合うかと思われる。土日は直接見てはいないが、雨さえ降らなければ混雑が予想される。お目当てのブースを複数巡りたいという方は午前中に勝負を掛けるべし。


2.前売券をセブン-イレブンで(発売は5/6(火祝)12:00まで!)
 会場が混雑すると食券売場も行列に。また、10時の販売開始前に食券を持っていれば、食券売場に行くことなく直接ブースに並ぶことが可能。前売券を買ってから行くのがポイント。全国のセブン-イレブンのチケット端末で申し込んでレジで会計する。何と最終日の昼まで前売券を販売しているとのこと。なお、食券の払い戻しは前売・当日券ともにできないので、食べようと思っている分より少なめに買っておき、数杯食べてから休憩ついでに食券を買い足しましょう。


3.気になるのは天気…
 2013年に訪問した時には急に雨が降り出し、一気に行列がなくなってしまった。飲食スペースにはテントを立ててあるが、店舗ブースから飲食スペースまでで冷めてしまう事も考えられる。事前に天気予報を確認して、雨が予想される時はカッパなどを用意しておくといいです。

4.バスは郡山駅前9番ポール
 会場は、郡山市の「開成山公園自由広場」。最寄駅は東北新幹線も止まるJR郡山駅だが、駅から歩くには少し時間がかかる。郡山駅の正面出口を出ると、右側にバス乗り場が並んでいる。その中にある「9番ポール」から発車するバスが、開成山公園の近くまでに行く。最寄りのバス停は「郡山女子大学」か「開成山」。とちらにも行かない系統もあるので、バスに乗る時に運転手さんに確認した方がよい。バス料金は260円。バス停に着く直前に、開成山公園の入口の前を通るので、バスを降りたらそこまで戻ってください。

5.駐車場はあるけど「満車」の可能性も
 開成山公園内の駐車場だけでなく、少し離れた所に臨時駐車場も設定されている。ただし、人気イベントのため、特に土日祝は満車になる場所も多い。案内の方の指示に従って、場合によっては近隣のコイン駐車場なども活用してみてください。

6.そもそも東京から「ふくしまラーメンショー」に行く意味あるの?
 「ラーマガ」をご覧のみなさんの中には東京近郊在住の方が多いかもしれない。私は「ふくしまラーメンショー」だけを目的に東京から郡山まで行くことはオススメしないが、せっかくのGW。福島県や東北地方の遠征のついでにこちらに立ち寄るのがいいと思う。ラーメンショーでは「福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊」が「福島鶏白湯」を出しているし、会場近辺には「トクちゃんラーメン」「春木屋郡山分店」などの名店もあるので連食にも都合がよい。郡山の手前には白河ラーメン、会津地方に行けば喜多方ラーメンもある。福島市や仙台市にも注目のラーメン店がある。ラーメン遠征、普通の観光のついでに郡山開成山公園に寄ってみる事を薦めたい。

 

7.ラーメンショー会場に着いたら
 会場入口付近で配られているビラをもらうべし。ラーメン各ブースの紹介、ラーメン以外の出店ブースの案内が書かれているので参考にしてほしい。
 ふくしまラーメンショーでは例年、かき氷や唐揚げなどの飲食ブースや、土産物や駄菓子などの販売があるので、帰りの荷物は持って帰れるような準備をするのがおすすめです。


8.どこを食べればいいか
 これが一番の問題。好みに合うラーメンを食べるのが一番だが、今回人気あるラーメンも気になる。そんな参考になればと思い、出店ブースごとに「予想」を記載しました。
 なお、当初発表にあった「ロックンロールワン」が出店を取りやめ、代わって「房総竹岡式」の「拉通」が出店になります。
 もちろん事前予想なので当たるも八卦当たらぬも八卦。写真も過去のイベントでのものを掲載しているので、当日になって微妙に、または大幅に変わる事もあります。あくまで参考程度にしていただければ幸いです。

 


■富山ブラック(麺屋いろは、昨年のふくしまラーメンショー売上一位)
(写真はふくしまラーメンショー2012より)
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 ふくしまラーメンショーでは、前年の一位と二位の店舗が引き続き出店している。スピーディーな提供で売り上げ数一位を誇る、富山県の「麺屋いろは」。「富山ブラック」を名乗ってはいるが、地元の富山ブラック各店とは違いも見られ、味は比較的あっさりしていて食べやすい。


■徳島ラーメン(東大×人生、昨年のふくしまラーメンショー売上二位)
(写真は東京ラーメンショー2013より)

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 そんなわけで、昨年の「ふくしまラーメンショー」二位の東大も出店。仙台の東大系列店「人生」もあわせての出店の形を取る。東京ラーメンショーでも2012年と2013年に出店していたが、2013年の濃厚な豚骨スープは出色だった。あの味が今回提供されれば、是非食べてみてほしいと言える味になると思う。


■札幌濃厚味噌(飛燕×真武咲弥)
(写真は東京ラーメンショー2013より)

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 札幌味噌ラーメンの中でも、濃厚なスタイルがウリの店。油も多く食べごたえ抜群。イベントでは札幌ラーメンは一定の人気があり、こちらも人気を集めそうな予感。


■らぁ麺やまぐち
(写真は大井競馬場ラーメングランプリ2013での、Beehiveとのコラボ)
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 2013年に開店し、東京のラーメンシーンを一気に駆け上った人気店が単独出店。御主人は会津若松市の出身で、福島県のラーメンにも造詣が深い。鶏の味を前面に出すか、鰹出汁とのブレンドになるか。それとも全く違う味で出店するのかは分からない。それでも福島の人に食べてほしい一杯である事に代わりはない。

■塩煮干ラーメン(日本のラーメンを変える若手っぽい会)
(写真は同会が東京ラーメンショー2013に出店した際のもの。ただしこの写真は背脂醤油)
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 「ソラノイロ」「ラーメン凪」「マタドール」など、東京で人気の若手店舗がコラボして、イベントや限定スタンプラリーなどを行っている「わぽ会」がふくしまラーメンショーに参加。今回は「塩煮干し」で参加という事で、あっさりした中に煮干を効かせまくったラーメンになりそう。

■房総竹岡式ラーメン(拉通)
(写真は東京ラーメンショー2012より)

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 東京ラーメンショーでは3店舗コラボで取り組んだ竹岡式。今回は大阪ラーメンEXPO同様に、千葉県八千代市の「拉通」が単独で出店。チャーシューの煮汁をお湯で割った「竹岡式」だが、お湯割りとは思えないほどの醤油のインパクトとチャーシューの薫り。麺も「梅乃家」で使っている製麺所の乾麺を使用し、茹で時間を短くできる特注の麺にして回転もよくなっている。



濃厚味噌「炎・炙」肉盛そば (金沢麺燵兼六会)
(写真は東京ラーメンショー2012より)
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 濃厚味噌をベースに、肉をたっぷり乗せた味噌味で今年も勝負。スープを鍋で炙って仕上げるスープはなかなか冷めない。肉増しすれば満足度もアップ。


■黒豚骨ラーメン(無鉄砲)
(写真は東京ラーメンショー2012より)
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 濃厚の代名詞「無鉄砲」がふくしまラーメンショーに登場!羽釜でひたすら煮込み続ける豚骨スープを、ご主人はひたすらにかき混ぜ続ける。臭いも一気に出てくる濃厚すぎる豚骨。今回は「黒豚骨」ということで、マー油も乗せられるので、更にこってりしたビジュアルになりそう。

■沖縄ちゅら塩ラーメン(琉球麺侍)
(写真は東京ラーメンショー2012より)

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 最近はラーメンの新店が急増している沖縄県。人気店が集まった「琉球麺侍」による沖縄コラボ。豚骨を使いつつ澄んだ塩ラーメン。豚はチャーシューでも柔らかく楽しめる。沖縄の今を感じたくなる一杯。


■福島鶏白湯(福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊)
(写真は東京ラーメン2013より。ただし写真は醤油味の「福島黒中華そば」)
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 昨年の東京ラーメンショーに「福島黒中華そば」で出店した、福島県中通りの新進気鋭店舗によるコラボ。今回は「福島鶏白湯」ということで、スープの色もトッピングも全く異なるスタイルになる。「福島三大地鶏」を使ったスープには期待大!
 地方のラーメンイベントでは、地元からの出店はどうしてもハンデになる。去年まで2軒あった「地元枠」が1軒になったが、福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊のこれまでの活動を見ていれば味は十分期待できる。観光客はもちろんの事、地元の人もこのブースで食べてみる価値があると思う。

c557c6830f3e2bc329f263c11be51fa2cf589930山本剛志:ラーメン評論家、ラーメン王。1969年生まれ。東京都出身、東京都在住。TVチャンピオン第6回ラーメン王。

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