■「ラーマガ」本誌に載せきれなかったレビューを掲載する「ラーメンレビュー増刊号」です
「ラーマガ」本誌では、各号で一人最大5件のレビューを掲載しています。遠征や連食などで、そこに収まらない私のレビューを、随時「ら~マニア共和国」で掲載します。
今回は以下の9杯を紹介します。まずは「ラーマガ」#017のレビューで触れた「わぽ会新わかめラーメン限定」のうち、1日限定のために紹介できなかった「饗くろ喜」の「木曜限定わかめそば」。こちらは既に販売終了しているので、無料公開で紹介します。続いて、
#018のレビューで紹介した「船橋ソースラーメン」で、紹介しきれなかった5軒のラーメンをレビューします。こちらは5月6日まで予定の限定販売です。
・饗くろ喜<鯛出汁わかめそば>
・饗くろ喜<煮干し味噌わかめそば>
・饗くろ喜<醤油わかめそば>
・饗くろ喜<浅蜊出汁わかめそば>
<本誌018号にて「やまらぁ@人形町」「阿修羅@船橋」「大輦@船橋」を紹介>
・963@船橋<スパイシーな一杯>
・ura963@船橋<ソースなのに白い一杯>
・零や@船橋<目玉焼きがソース煮あう一杯>
・讃岐饂飩まるは@船橋法典<揚げ物の油が調和する一杯>
・ゆきち@北習志野<あっさりして身に馴染む一杯>
■饗くろ㐂@秋葉原
鯛出汁わかめそば(1,000円)
※3月6日のみ販売(販売終了)
「日本のラーメンを変える若手っぽい会(わぽ会)」では、3月は石巻市十三浜の新わかめを販売。各店舗では限定数を設けて連日提供していたが、くろ㐂だけは木曜日を限定の日として限定メニューのみの販売にし、各日200杯の販売にしたとのこと。
しかも3月に4回ある木曜日にそれぞれ異なる味を提供するとのことで、当初は「無理して行かなくてもいいかな…」と思っていたが、1回目のこの日が荒天で、意外と遅い時間帯まで販売されていたので21時頃に訪問。サイドメニューの「めかぶご飯」は完売していた。
塩ダレに細麺は通常のものを用いているが、今年からブラッシュアップされたじんわりしたもの。スープは鯛出汁をベースにしつつ、ワケギと、豚バラ肉のハーブ焼豚をトッピング。そこにコリっとした固さを残した石巻十三浜のワカメをたっぷりとトッピング。桜鯛を酒塩で軽く炊いた身を乗せて、豪華さもしっかり感じられる一杯。最後の乗った柚子の香りを鼻にまとわりつかせながら、鯛と焼豚はスープに馴染ませてから食べると美味しさもひとしお。
春告げる わかめに絡む 鯛の味
■饗くろ㐂@秋葉原
煮干し味噌わかめそば(1,000円)
※3月13日のみ販売(販売終了)
「くろ㐂」のわぽ会限定3月わかめそば。2週目は「煮干し味噌」。こちらも雨の木曜日で21時頃まで残っているという情報を聞いたので立ち寄り。この日は、めかぶご飯(200円)もあったので一緒に注文。煮干オイルを加えて煮干っぽさを増した煮干し味噌味のスープにはピロピロした平打ち麺。「くろ㐂」初のあっさりスープの味噌ラーメンだそうだが、煮干の苦味がしっかりと感じられる味は確かに「くろ㐂」には珍しいかも。具には「若ごぼう」「赤かいわれ」「豚バラ肉の味噌漬け」をトッピング。若ごぼうはやや固さを残しながら、スープに竿さす苦味も感じられる。印象的なのはやはり「豚バラ肉の味噌漬け」。軽く炙られているが、味噌が豚の脂と馴染んでいて、これだけでも食べたくなる逸品でした。
めかぶご飯はたっぷりのめかぶをご飯に乗せているので、まずはそのまま、後半はスープをかけてワカメを乗せて、「わかめかぶご飯」にする。めかぶとワカメの食感の違いを一気に口にすると実に楽しい。
にぼみそも ワカメを加え 豚馴染む
■饗くろ㐂@秋葉原
■饗くろ㐂@秋葉原