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北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
「ラーマガ」THE RAMEN MAGAZINE
#006

・北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
・2013年11月30日発行(月3回)11月第3号(通刊第7号)

【目次】

■巻頭コラム
 「にぼみそ、カップ麺とリアルラーメン」(山本剛志)

□クロスレビュー「必食の一杯」
 中華そば 維新商店@横浜「中華そば」

■ラーメン実食レビュー
【北島秀一】  
  支那そば 勝丸@目黒「極上焼き干しラーメン」
  お茶の水 大勝軒@神保町「復刻版ワンタン麺」
  らーめん愉悦処 鏡花@立川「醤油ラーメン」
  ウミガメ食堂@センター南「ワンタン麺」
  中華そば 八龍@反町「ワンタンメン」
【山路力也】
  らーめんけいすけ 農園生活@新宿「十種類の野菜たっぷり塩らーめん」
  らぁめんしんじゅくほりうち 新橋店@新橋「らぁめん」
  いちばんや@自由が丘「三年熟成醤油三種入りラーメン」
  らーめん五ノ神製作所@大久保「海老リッチらーめん」
  名古屋らーめん なご家@名古屋「特製名古屋コーチン塩らーめん」
【山本剛志】
  ポークヌードル内藤@初台「偽郎油そば」
  らー麺屋 バリバリジョニー@小岩「ベジポタで作ったにぼみそラーメン」
  本枯中華そば 魚雷@春日「信州みそのニボミソワンタン麺 瀬戸内仕立て」
  麺や ゼットン@青森「デス煮干し」
  ラーメン康家@東青森「つけ麺」

□コラム「なぜ女性は一人でラーメン屋さんに行けないのか」(本谷亜紀)

■拉麺人インタビュー 
 飯倉洋孝<ぜんや 店主>③
 「ぜんやの将来は?」(聞き手 北島秀一)

□クロスコラム
 「『中華そば』の流行に思う事」(北島秀一)

■異論激論!
 今回のお題「2001年ラーメンの旅」

□告知/スケジュール

■編集後記


■巻頭コラム
「にぼみそ、カップ麺とリアルラーメン」山本剛志

 11/25、明星食品から『3大ラーメン王豪華監修!! にぼみそ』が発売された。このカップ麺自体のレビューは別途紹介するが、「にぼみそ」発売にあわせ「リアルにぼみそラーメンスタンプラリー」を12/20まで開催している。今回「にぼみそ」を監修した私と小林孝充氏、青木誠氏の3名の歴代ラーメン王が、都内6軒と近県から1軒ずつで計9軒をリストアップ。「煮干を使った味噌ラーメン」とだけ伝え、もちろんカップ麺の再現ではなく、テーマから自由に創作してもらった。結果出てきた「リアルにぼみそラーメン」は「九種九様」のもの。通常使っているスープに煮干ダシを合わせて煮立てた店あり、煮干粉を味噌ラーメンの上に浮かべた店あり、動物系を使わずに煮干スープだけで仕上げた店あり、それぞれの店がそれぞれの解釈で提供している。

 そもそもカップ麺は売価が200円前後のもの。よく見かける「店主監修の名店の味」といったカップ麺は、コスト的にも、乾燥させる工程的にも制約が大きい。メーカーによっては使えない食材があったり、工場で作る為に一気に確保できる食材しか使えないといった制約も加わる。それだけの条件下で店舗の味をイメージさせる努力には頭が下がる。逆に我々がプロデュースしたカップ麺は再現すべき味はないのでその面での苦労は少なかったが、今回の「リアルにぼみそラーメン」を食べると、まだまだ「にぼみそ」という名前で自由なラーメンが出てくることを痛感する。我々の発想がまだまだ普通すぎるのかもしれない。

 オリジナル賞品が当たるスタンプラリーとして開催中だが、そちらに興味がないという方も、創作性豊かな9軒の「にぼみそ」リアルラーメンを食べ歩いてみてほしいと思う。


□クロスレビュー「必食の一杯」

 一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は横浜から目黒に移転した「麺や維新」の跡地に8月オープンした『中華そば 維新商店』の「中華そば」を三人が食べて、語ります。

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中華そば 維新商店@横浜
「中華そば」690円