ラーマガ限定「NAKED」#056
辛っとろ麻婆麺 あかずきん『桜海老香る かけ担々麺』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第56作目は祖師ケ谷大蔵の人気店『辛っとろ麻婆麺 あかずきん』が参戦!店主の小石泰一さんが創り出した一杯は、桜海老の香ばしい風味と深い胡麻の味わいが調和するNAKED。食べ進めていくうちに旨味がどんどん口の中に広がっていく奥深さ。辛麺のエキスパートならではの夏らしいNAKEDが完成しました。
山路力也
どちらかと言えばジャンクでパンチの効いた辛麺というイメージのあるこの店が、果たしてどんなNAKEDを出すのか興味深かった。もちろん辛い方向性のNAKEDになることは想像していたが、いい意味で期待を裏切る一杯が出て来て驚いた。
胡麻をふんだんに使用した自家製芝麻醤がスープの味の核となり、桜海老を丁寧に煎って粉末にしたものを合わせることで香ばしさと香りを付加。見た目よりもライトなタッチのスープは、ファーストインプレッションは控えめながらも徐々に味わいと辛味が深く強くなっていく。全粒粉を配合した細ストレート麺はしっかり茹できっているものの歯切れもよく、軽やかにスープをまとい踊る。
一口目からフルスロットルでトップギアのまま突っ走るイメージのレギュラーメニューとは異なり、アイドリングからゆっくり走り出してシームレスにトップスピードに到達しているような。繊細で重層的なNAKED、ぜひご堪能頂きたい。
山本剛志
祖師ヶ谷大蔵から徒歩3分ほどの商店街沿いにあるのが、「麺処 鳴声 煮干の奏」から2016年にリニューアルされた「辛っとろ麻婆麺 あかずきん」。看板メニューに掲げた「麻婆麺」や、「背脂伽喱麺」など、辛い麺が主体の店。ご主人が中華料理店で修業していて、本店の「鳴声」も担々麺を主体にしたメニュー構成。今回のNAKEDでは、それを活かした担々麺を基本にしつつ、独自性をプラスして、魅力的な「かけ担々麺」に仕上げている。
自家製芝麻醤を加えたスープはまろやかで、粉末にした桜海老が香りをプラスしている。仕上げにブレンダーでスープを撹拌して泡立てている。それにより、舌を捉えるスープの食感が立体的になっていて、深い味わいに海老粉末の存在感が後からやってきて、なかなかに楽しい。
そのスープの「ツブツブ感」を増幅させるのが、三河屋製麺の細麺。麺にブレンドした全粒粉が、スープを引き上げながら存在感を示している。薬味には、ブロッコリーのスプラウトとネギを乗せ、口の中をリフレッシュする事もできる。
学んだ技を活かしながら、オンリーワンの味を楽しめるNAKED、是非チェックしてみてほしい。
【NAKED #056】
辛っとろ麻婆麺 あかずきん(東京都世田谷区砧8-6-27/小田急線「祖師ケ谷大蔵」駅より徒歩4分)
「桜海老香る かけ担々麺」850円
販売期間:6月20日(水)〜7月20日(金)
※一日15杯限定(土日祝は15:00〜の販売)
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。