ラーマガ限定「NAKED」#042
MENSHO『塩煮干』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第42作目は護国寺の話題店『MENSHO』が早くも参戦!店主の庄野智治さんが創り出した一杯は、素材の味がしっかりと分かるというMENSHOのコンセプトに貫かれたNAKED。見た目も香りもそして味わいも、まさに五感に訴えかける究極のNAKEDが完成しました。
山路力也
庄野さんにはNAKEDの企画スタート当初からオファーを出していたのだが、海外進出があったりなかなかタイミングが合わず、満を持してようやくの参戦ということとなった。しかし「MENSHO」がオープンしてからのタイミングでのNAKEDは、結果として良かったなぁと思っている。
美味しいものは見た目で分かる。それのお手本のようなNAKED。限りなく澄明なスープは伊吹産イリコと名古屋コーチンのみを使用したぜいたくなもの。そこに石川能登の玉藻塩だけでシンプルに味付けされたスープは、驚く程に旨味が凝縮されている。あぁこれだけでいつまででも飲んでいられるな。その中にしなやかに横たわる自家製麺は、店内の石臼で自家製粉した「キタアカリ」に「春よ恋」をブレンドしたもの。しっかりと茹でられて噛み締めるごとに味わいが深くなる麺だ。
そして薬味。一見3種類の薬味と胡椒が乗っていて、NAKEDのルール(一種類の薬味)を逸脱してるのではないかと思われるかも知れないが、3種類の薬味はすべて同じ「湖白ねぎ」。露地物の軟白ネギを部位ごとに切り分けて提供するというアプローチは、今までのNAKEDにはない新機軸。同じネギなのに部位によってここまでも印象が変わるのかと驚くことだろう。
スープ、麺、スープ、麺と、とにかく無心で食べ切ってしまうパワフルなNAKED。そしてネギという薬味の凄さと可能性を提示した新しいNAKED。これはね、絶対食べなきゃいけません。ラーメン好きの人もそうでない人も。
山本剛志
常に創作性の高いラーメンを目指している「麺や庄の」の庄野店主には、以前から何度もNAKEDをお願いしてきたが、海外出店やイベントなど、多忙な日々が続いてタイミングが合わなかった。そんな中、護国寺に新しい旗艦店「MENSHO」が開店したという事で、是非にとお願いして実現する事になった。1杯1000円というNAKEDは過去最高額で2回目。
澄み切ったスープは名古屋コーチンと伊吹産イリコだけを使ったという、まさに「鶏煮干」味。塩にも玉藻塩という能登のものを使い、鶏と煮干の旨みを丁寧にまとめている。そこに調和するように入っている自家製麺は、自家製粉した「キタアカリ」と「春よ恋」のブレンド。
MENSHOの通常メニューである「潮らーめん」に使われている丼で提供されるが、そちらではホタテとカラスミを乗せている縁の部分には、黒胡椒と3種類のネギ。ところがネギは全部同じ「湖白ねぎ」で、青い部分と白い部分、そして細かく刻んだ3種類にしているが、それぞれにスープと合わせる事で、食感や薬味としての効果が変化する。これは是非、じっくりと比較してほしい。
食べ手にはもちろんの事、ラーメンの作り手にも新鮮な驚きを提供してくれそうな一杯。創作ラーメンに長けたMENSHOの世界は、かけラーメンでも全開で、1000円という値段を決して高く感じさせない。是非食べてみてほしい。
【NAKED #042】
MENSHO(東京都文京区音羽1-17-16/東京メトロ線「護国寺」駅より徒歩2分)
「塩煮干」1,000円
販売期間:4月20日(木)〜5月20日(土)
※一日10食限定メニュー
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。