黒歴史の祭壇

魔法少女タカマド☆ユメミ 第一話「魔法少女卒業しなきゃ」

2016/12/05 12:15 投稿

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[♀]高円夢美(たかまど・ゆめみ):魔法少女を愛する少女。明るく気さく。振り回されるタイプ。運命の魔法少女にして永遠の魔法少女。
[♀]南伊鈴(みなみ・いすず):精霊だか妖精だかそんな存在。但し、人間大。丁寧な喋り方をするがその大方がふざけた言動。
[♀]御佐野一香(みさの・いちか):お金持ちのお嬢様。夢美の親友で温和な少女。
[不問]怪物(かいぶつ):怪物。微妙に発言が怪物らしくない。
[不問]店員(てんいん):店員で店員。兼役推奨。

伊鈴
「きゃぁっ!」

怪物
「ククク。コノ星ハ、モウ、オ終イダ。オ前モ観念スルンダナ」

伊鈴
「何故。何故殺すんです。何故戦うんですっ。何故、そっとしておけないんですかっ」

怪物
「知レタ事。侵略ハ我ラガ本能ダカラヨ」

伊鈴
「そんな、どこかのゲソの娘のようなことを言ってっ。貴方たちはイカれてます」

怪物
「フン。上手ク言ッタツモリカ!」

伊鈴
「きゃぁぁっ!」

怪物
「精霊ヨ。貴様ハ我々以下ダ。下等ニシテ愛ラシイ生物ハ我ラの慰ミモノニナルニ限ル」

伊鈴
「来ないで、触らないで、あっちへ行って!」

怪物
「ム、クゥ……今ノハ少シ傷ツイタゾ」

伊鈴
「それがどうしたんですか。私は貴方みたいな怪物に屈したりなんかしません。特に即オチ2コマ展開になんて絶対にさせたりしないっ」

怪物
「フ、強ガリサンメ」

伊鈴
「強がり、ですか。貴方はこれを見てもそう言っていられますか?」

怪物
「ナニ、ソレハ……ッ!」

伊鈴
「つるっとコア。略してCC(シーシー)。このアイテムを使えば私はすぐに転移出来ます」

怪物
「……ホウ。シカシ、何処ニ逃ゲテモ同ジコト。全テノ星ハ我ラノモノヨ」

伊鈴
「今に見ていて下さい。貴方を打ち倒す運命の魔法少女がきっと現れるんですからっ」

怪物
「世迷イ言ォ!」

伊鈴
「つるっとコア起動! 跳躍――ボスォンジャンプ!」

怪物
「……消エタカ。アヤツノ捜索ハ我ニ一任シテモラウヨウ頼ンデオクトシヨウ」

       □

夢美
『魔法少女。なんて甘美な響き。
 どれだけ恐ろしい相手にも、正義の心を強く持ち敢然と立ち向かっていく姿は正しくヒロイン。憧れざるを得ない本物の乙女っ』

店員
「いらっしゃいませー」

夢美
『だけど、私ももう中学生。それも二年。
 いい加減、魔法少女なんて子供っぽいものからは卒業しなきゃいけない時期で……』

店員
「ありがとうございましたー」

夢美
『魔法少女ものの漫画とか、アニメとか。
 そういうのを見るのも控えていかなきゃって思ってて――』

夢美
「って、あれぇっ!? 私ってばいつの間に魔法少女エスカレイト☆の新刊をぉぉー!?
 う、嘘でしょ。自分を戒めている間に無意識にこんなこと……。いくら何でも重症過ぎるよ」

一香
「あら、夢美ちゃんこんにちは。
 相変わらず魔法少女ものがお好きですのね」

夢美
「ふぇっ!? いや、これはそのっ……って一香ちゃん?」

一香
「はい。夢美ちゃんの大親友、御佐野一香ですわよ。今日はお買い物ですか?」

夢美
「あ、あぁ、うん。ちょっとウィンドウショッピング的な?
 うぅ、本当は魔法少女エスカレイト☆の新刊が気になりすぎて気がついたら本屋にいたなんて言えない……っ」

一香
「なるほど。魔法少女エスカレイト☆の新刊目当てでいらっしゃったんですね」

夢美
「なんでそれをっ!?」

一香
「全部口に出てましたわ」

夢美
「そんな馬鹿なっ!?」

一香
「ふふ、やっぱり夢美ちゃんは面白いですわね」

夢美
「うぅ、私ってばどうしてこうも」

一香
「まあまあ。昔からの付き合いの私が相手なのですから別に良いではありませんか。
 それに、私は夢美ちゃんが魔法少女ものの作品をずっと愛していたとしても全く気にしたりしませんわ」

夢美
「そう言ってくれるのは嬉しいけどさ。
 やっぱりほらこう、周りには引かれそうだし……?」

一香
「はぁ、そういうものでしょうか?
 ではもしかして、今その手にある漫画も読むのを我慢したりしますの?」

夢美
「それは無いよっ、絶対読むっ。あっ」

一香
「ふふ。良いと思います。
 漫画もアニメも好きな人に見られてこそ、ですもの」

夢美
「あ、はは……」

夢美
『凄く良いことを言われてる気はするけど。うーん、本当にこんなんでいいのかなぁ』

       □

一香
「それでは夢美ちゃん。また学校で」

夢美
「うん、また学校でー」

夢美
『さて、と。帰ったら何しようかな。
 エスカレイト☆は読むとして、その後はアニメ版エスカレイトを1話から見返すとか? 小説版を読むのもありだけど……。
 いや、待って。私は魔法少女ものを卒業しようとしてたんだよね。だったらその選択は絶対違う気がする。くぅ、どうしよ』

伊鈴
「そ、そこの……が、好きそうな人……」

夢美
「うん、今何か声が聞こえたような?」

伊鈴
「そこの、魔法少女が好きそうな人……」

夢美
「何その的確な感じ!? というか、この声何処から?」

伊鈴
「貴方の風邪は何処から」

夢美
「それ今いる!?」

伊鈴
「う、くっ……」

夢美
「あぁ、もう。本当に苦しそうじゃないっ。変なネタ言ってる暇あったら手でもあげて!」

伊鈴
「うぅ、こちらです……」

夢美
「っ、そこね」

伊鈴
「はい……。ここで私が元気であれば、ふふ、何処を見ているっ。とかそういうのもやりたかったんですけど……」

夢美
「どうでもいいから。
 それより、一体何があったの。こんなボロボロで。もしかして誰かに襲われたとか?」

伊鈴
「間違ってはいませんが、話すと長くなります……。
 申しわけありませんが、一度どこかで休憩させてもらってもいいですか?」

夢美
「分かった。でも、まずは救急車を呼ばないと」

伊鈴
「いえ、それには及びません」

夢美
「え?」

伊鈴
「少し休めば良くなります。その、私はそういう体質なんです」

夢美
「休めば傷が癒えるってそんなの漫画以外で聞いたことないよ。
 ……本当に大丈夫だっていうなら良いけどさ」

伊鈴
「本当ですからご心配なく。大丈V(ブイ)ですよ」

夢美
「やっぱり駄目なんじゃないかな」

伊鈴
「はっ……!」

夢美
「今度はどうしたの?」

伊鈴
「さっきまではダメージのあまり気づきませんでしたが、貴方はまさか……」

夢美
「え、何? 私のこと知ってるの?」

伊鈴
「高枝鋏(たかえだばさみ)!」

夢美
「高円夢美よ!」

伊鈴
「あぁ、すみません。この星の農具と名前が似通っていたのでつい勘違いを。
 これも疲労と外傷による混乱のせいですね」

夢美
「どんな勘違いよ。いや、確かにちょっと似てるかもしれないけど失礼過ぎ」

伊鈴
「あはは、ごめんなさいです。でも、貴方に出会ったことで私も何故か回復しました。
 ほら、見て下さい。さっきまであった傷がこの通り」

夢美
「いや、私と会ったからって傷が治るなんてそんな訳――って本気で治ってるし。何これ、どういうことなの?」

伊鈴
「多分、イベント時にはHPとMPが回復するという親切設計のRPGと同じ原理ですね」

夢美
「待っておかしい」

伊鈴
「おかしいですか? では、愛の力ということにしましょう」

夢美
「私は別にあんたに愛を注いだ覚えは無いんだけど」

伊鈴
「では、お湯でも注ぎますか?」

夢美
「カップ麺か!」

伊鈴
「ふふ、見事なツッコミ……。私もう貴方に、完全に惚れちゃいました」

夢美
「いや、ツッコミ入れて惚れられても困るんだけど……。
 というかあんた、どうして私の名前を知ってたの。私、別に有名人とかじゃない筈だけど」

伊鈴
「あぁ、それはですね。
 貴方が預言に出てきた、運命の魔法少女だからですよ」

夢美
「……は?」

怪物
「見ツケタゾ」

夢美
「へ?」

伊鈴
「あ」

怪物
「会イタカッタゾ、精霊ェェイ!!」

伊鈴
「夢美さんっ。きゃぁっ!」

夢美
『この子、私を庇って……。
 ていうか何こいつ。人間じゃない?』

夢美
「な、何なのあんた。
 突然女の子を吹っ飛ばしたりなんかして。撮影か何かなら注意しなさいよっ」

怪物
「ヌゥ。貴様ハ何ダ?」

伊鈴
「いけません夢美さん、さがってくださいっ!」

夢美
「どういうこと? こいつは何? 色々説明してほしいんだけど!」

伊鈴
「そのへんのことは全部後で。とにかく今は逃げましょう」

夢美
「逃げるって言ったって、こんな奴から逃げ切れるの!?」

伊鈴
「問題ありません。精霊奥義かっこかわいいポーズ!」

夢美
「な、何? あの子。光輝いて……」

怪物
「ムゥ、コレハ……!
 体ガ亀甲縛リサレタ挙ゲ句柱ニ繋ギ止メラレタカノヨウニ見事ニ動カヌ!」

伊鈴
「今です、あいつが私のかっこかわいいポーズに夢中になってる間に!」

夢美
「で、でもあんたはどうするの!?」

伊鈴
「このポーズのまま逃げます!」

夢美
「全力で恥ずかしいね!」

伊鈴
「ふふ、恥は投げ捨てるものですよ。さあ、行きましょうっ」

       □

夢美
「はぁはぁはぁはぁ……とりあえず、ここまで来れば大丈夫でしょ」

伊鈴
「そうですね。これでようやく私もこのポーズを解けるというものです」

夢美
「……それじゃ、説明してくれる? わかんないこと全部」

伊鈴
「分かりました。順を追って話しましょう。
 あれは今から36万……いえ、1週間前のことです」

夢美
「私は今、あんたの記憶力に盛大に不安を覚えたよ」

伊鈴
「おかしいですね。今まで食べたパンの枚数や可愛い女の子の履いてたパンツの色なんかは覚えてるんですが」

夢美
「なんで……?」

伊鈴
「得意科目と同じですよ。たまたま私が覚えられるジャンルがそういったものだったんでしょう。
 あ、そういえば自己紹介がまだでしたね。私は――南伊鈴。呼ぶ時は親しみを込めてミナミィって呼んで下さい」

夢美
「親しみを込めた結果訛る意味が分からないんだけど」

伊鈴
「それはそうと」

夢美
「あぁ、うん。さっきの続きね」

伊鈴
「はい、女の子の履いてたパンツなんですが」

夢美
「それはもういいから!」

伊鈴
「え? あっ、本題の方ですね」

夢美
「そうよ。あんた脱線しすぎ」

伊鈴
「あはは、すみませんすみません。
 えっとですね、ではまず。信じられないかもしれませんが私は精霊です。妖精かもしれません。でも、多分精霊です」

夢美
「信じる信じない以前に情報が定まってないんだけど」

伊鈴
「わがままフェアリーです」

夢美
「いや、妖精じゃん!」

伊鈴
「間違えました。精霊です。精霊なんです。人間サイズだったり精霊っぽい所が特に無くても恐らく確実に精霊なんです」

夢美
「わ、分かった。精霊、精霊ね。それで?」

伊鈴
「私はそもそも他の星の住人だったんです」

夢美
「他の星、って言うと金星とか火星とか?」

伊鈴
「いえ、多分この地球に住む方々にはまだ認知されていない星ですね。
 名前はアストラル。私と同じ、精霊達がたくさん住む美しい所でした。
 けれどある日、さっきの怪物を含めた大勢の怪物が攻めてきました。
 結果、アストラルはぐるぐるどっかーんしてしまい私の仲間達は敵に囚われてしまったのです」

夢美
「なるほどね……。一瞬凄いふわっとしてたけど、大体の事情は分かったわ。
 それで今回はその怪物達が地球に攻めてくるってこと?」

伊鈴
「そうです。地球が地球が大ピンチなんですよ!」

夢美
「なんだろう。あんたが言うと大変なことの筈なのにイマイチ危機感を感じない」

伊鈴
「それは私がととてつもない癒し系ということでしょうか?」

夢美
「違うから。で、どうするの。
 あいつ、あの様子だとまた追ってくるでしょ。何か手はあるの?」

伊鈴
「手、ですか。そうですね、私のこの手をゴッドハンドとするかハンドパワーを体得するかすればあるいは……」

夢美
「帰っていいってことだね。ばいばい」

伊鈴
「あー! 待って下さい待って下さいっ、ちょっとしたジョークじゃないですかっ」

夢美
「あんたねぇ、ジョーク言ってる場合?」

伊鈴
「極度の緊張から逆にハイテンション状態になるあれですよっ。ダイナマイトキックでもしなきゃやってらんないみたいなっ」

夢美
「意味分かんないよ」

伊鈴
「と、とにかくっ。手はあります。無くは無いです!」

夢美
「どういう手?」

伊鈴
「こう……中指と薬指の間を開いてですね」

夢美
「うん」

伊鈴
「ゴッドフィンガー★」

夢美
「本気で帰るよ」

伊鈴
「ごめんなさい」

夢美
「はぁ、全く……。それで手っていうのは?」

伊鈴
「手は、これです」

夢美
「何これ? 桃を模した宝石?」

伊鈴
「はい。これを用いることで貴方が魔法少女になります」

夢美
「私が」

伊鈴
「貴方が」

夢美
「……」

伊鈴
「……」

夢美
「いや、何で私!?」

伊鈴
「それは貴方が運命の魔法少女だからですよ」

夢美
「はぁ? あー、でもそういえばさっきそんなこと言ってたね」

伊鈴
「はい。貴方は預言に出てきた運命の魔法少女なんです。
 そしてその宝石、ワンダーなモモ――もといワンダーピーチは運命の魔法少女にのみ使用出来るもの。
 私がどうにか出来ればいいのですが、今あいつを倒せる力を持つのはここには夢美さんしかいないんです」

夢美
「嘘でしょ……? そうだ、警察とか呼んでどうにか……」

伊鈴
「駄目です。奴らには基本的には魔法的な力しか通じません。
 この国の警察や軍隊ではどれだけ出てきても無意味なんです」

夢美
「そんな……」

伊鈴
「ですからどうかお願いします。出来る限りのサポートはしますから……私と、ついでに世界を作って下さい」

夢美
「私が、世界を……」

伊鈴
「あの、私の方は」

夢美
「そんなの無理だよ。あんな怪物相手に私が戦わなきゃいけないってことでしょ?
 今まで普通に生活してきただけで、私は別に運動神経が特別良いってわけでもないし、
 頭も別に良くないし、普通に怖いし。私なんかが魔法少女になんてなれるわけないっ」

伊鈴
「……。大丈夫ですよ、夢美さん。
 貴方には魔法少女を愛する心があります」

夢美
「無い、愛する心なんて」

伊鈴
「夢美さん……」

夢美
「だって私は魔法少女を好きでいること、卒業しようとしてるんだよ?
 魔法少女を好きなままでいるなんておかしいって言って、魔法少女を好きなままでいちゃいけないって。そう思って」

伊鈴
「……」

夢美
「そんな奴にさ、愛する心なんて無いよ。
 私が運命の魔法少女だなんてあり得ない」

伊鈴
「夢美さん。では、聞きます。
 貴方の本当の気持ちはどうなんですか?」

夢美
「え?」

伊鈴
「貴方は魔法少女を嫌いですか?」

夢美
「そんなわけっ」

伊鈴
「貴方は魔法少女が、好きですか?」

夢美
「……っ」

伊鈴
「周りに合わせようとすること、確かに大事だと思います。
 けれど、自分の胸の内にまで嘘は吐かなくていいんじゃないですか?
 表にさらけ出さなくていい。隠していてもいい。心の奥底でだけ好きを誇っていればいい。違いますか?」

夢美
「伊鈴……」

伊鈴
「もう一度聞きます、貴方は魔法少女が好きですか?」

夢美
「……うん、好き。私、魔法少女を――愛してる!」

伊鈴
「……! 凄い魔力……っ。
 ワンダーピーチが呼応して強く輝いています……っ」

怪物
「追イツイタゾォ、精霊!」

伊鈴
「っ、敵も来ました……っ! 夢美さん、今こそ変身を!」

夢美
『不思議。知りもしない言葉が、聞いたこともない台詞が、私の中に流れ込んでくる。
 これが魔法少女。これが私の、はじめての魔法』

夢美
「彼方に夢を、果てに希望を。胸に無限の強き勇気を。
 ――永遠の魔法少女、高円夢美。星が如くここに参上!」

怪物
「ヌゥ……アレハ何ダ……!?」

伊鈴
「ふふ、魔法少女ですよ」

夢美
「はぁぁぁぁーー!!」

怪物
「ム、グワァァァ!!?」

夢美
「撲殺魔杖キルゼムオール。魔法のステッキでぶん殴られた気分はどう? 怪物」

怪物
「グゥ、ナントイウ痛ミ。軟膏ヌ塗リィ、絆創膏ヲォ、貼ラザルヲ、得ェヌゥゥゥ!」

夢美
「フン、そんな暇あげるわけないでしょ。
 燃えろ、私のハート! 天を衝き、悪を払う、輝ける光! スターライトォプリズムゥ!!」

怪物
「ナ、何ダコレハ。何ナノダ、コレハ!! 助ケ……オジサァァァアァーン!!」

伊鈴
「凄い……。あの怪物をこんなにも簡単に……。
 これが運命の魔法少女。これが、永遠の魔法少女」

夢美
「ふぅ、終わったね。
 はぁ。安心したら何だか力が抜けてきちゃった」

伊鈴
「大丈夫ですか? 恐らく慣れない魔法少女化で疲労しているんでしょうね」

夢美
「そういうことなんだ。ふぅ、でも良かった。
 あいつを倒せて。ちゃんと、力を使えて」

伊鈴
「ですね。これでこれからも問題なく戦えます」

夢美
「これから、これからね……。
 そうよね、私魔法少女になったんだよね。世界を守る、魔法少女に」

伊鈴
「はい、これで後10年は戦えます!」

夢美
「いや、それは年齢的にまず魔法少女っていうのに無理が出てくると思うんだけど」

伊鈴
「そこはマジカルでリリカルな感じで誤魔化していけば大丈夫です」

夢美
「絶対大丈夫じゃないから」

伊鈴
「うーん、良い案だと思ったんですが。
 まあ、それはともかくとして。これからもよろしくお願いしますね、夢美さん!」

夢美
「はいはい、よろしく」

夢美
『なんていうか、びっくりすることだらけだったけどこうなっちゃった以上魔法少女を卒業するのは当分先のことになりそう。
 はぁ、本当に色々疲れちゃったし……帰ったらゆっくり、魔法少女エスカレイトの新刊でも読むことにしよう』


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