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それは少女が見た泡沫の夢「ドキドキ文芸部」第01回

2020/05/28 03:49 投稿

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 Doki Doki Literature Club 01 

言わずと知れた「ドキドキ文芸部」に関する、考察というか舞台裏解析をやっていこうと思う。

本作の作者でもあるチーム・サルバトだが、トゥルーエンド画面で面白いことを言っている


反転している部分を読み解くと、「この作品には特別な仕掛けがあるが、最後まで
わからない人もいるだろう」と述べているように、思える。
この作品には独特な描写が多く、特別な仕掛けと言える表現も多かった。
だが、それらが最後までわからない類のものだろうか? むしろ、わかりやす過ぎると思うが…。

つまりはこう言いたいのだろう。
「この物語には、真実の姿が伏せてある。けれど知らない方が面白いままでいられる」

現在、この作品のクリティカルな考察者は2人いる。
ゲームセオリー[参照動画]  カレーニキ[参照動画] である。
この2人によって、本作は、かなり解析され尽くした感があるが、
それでも、サルバトの言う「真新しい方法」準拠ではないため、辿りつけない部分があった。
だって、拡張子変換だの、BASE64 のどこに「真新しさ」がある? 後者はもはや廃れた変換法だ。

私的結論をすり合わせれば、この方法だけで、ここまで辿り着いた御二方には感心している。
確かに、本作にはホラー的側面(ゲームセオリー)があって、生存者は1人(カレーニキ)しかいないからだ。
ゲームセオリーが「ユリ」、カレーニキが「モニカ」と想定した、本作の「メインヒロイン」を辿って行こう。

特別な詩 [攻略wiki] 本作に登場する「詩」の詳細なデータが掲載されていて貴重。

なお、明るさとコントラストを調整すれば、普通に墨で塗り潰された部分を読むことはできます。


不安定な鼓動、心臓の動悸、不整脈、私は探しに探した。彼らの症状を全て目で捉えた。
これはだ。呼吸困難? 胸の痛み? めまい? いいや、全て違う。
エリッサの症状はこんなのではない。に私は2回見た。痛みに叫んでいるのを。
ひどく青ざめた肌。吐血。他に説明のしようがない。レイナーの言い分が、ものの見事に
無根だった事以外は。
これは偶然の一致あるはずがない。あり得ないからだ。どこまでがレイナーの仕業
なのか、私にはわからない。だが、これだけはわかる。この家族には恐ろしい何かがある。
そして、私は家族になる誘いを受けた。
エリッサの叫びが壁越しに聞こえる。成す術くそれを聞く。レイナーは彼女と
少し一緒にいると言った。レイナーがエリッサのところにるのか?なぜ彼女はこれまで
より輪をかけて叫んでいるのだろうか


「(見えているもの、読める部分が)何も現実でない?」
となれば、墨で塗り潰した部分が真実だ。そして、この時点でヒロイン候補は、4人ではなく、2人しかいない
「家族になる誘いとあるため、この2人が親子であるともわかった。





親子とは「一親等差の身内」のことだ。
だから、2人の肩書は、「同じ文芸部の部長と副部長」なのだろう。
親子であるなら、同じ遺伝子を持つことになる。だから2人の髪の色は同じ
ついでに瞳の色も補色。


また、「モニカ」が、ゲームの作成者であることは、作中に明記されています。
そして、有志が発見した、起動時に低確率で見れる要素の1つがこれ。



ここまで、要素が固まった以上、反論余地は無いでしょう。
本作が「ドキドキ文芸部」に作り替えられる前のゲーム世界において、
レイナー(モニカ)とヱリッサ(サヨリ)は、母親と娘という関係でした。
モニカはゲームマスター権限で、年齢詐称していたということですね ( ´,_ゝ`)


Q.「何故、ドキドキ文芸部にモニカの攻略ルートが無いの?」
A.「元々のゲームでは倒すべき敵だったから」

詩の内容を伺うに、ヱリッサ(サヨリ)には、彼女を親身になって、心配する
男性の味方がいます。十中八九ドキドキ文芸部の主人公でしょう。
その彼にすら嘘を付いて、ヱリッサ(サヨリ)を虐げ続けるレイナー(モニカ)。
彼がどちらの味方になるかなど、考えるべくもありません。

サヨリとモニカ。よくよく見てみれば、多くの要素が正反対に作られています。
モニカの白いリボンとサヨリの赤いリボン
モニカのロングヘアとサヨリのショートヘア
スラッとしたモニカと、着崩したままのサヨリ

髪の経緯を考慮すれば、サヨリがモニカを嫌っているために、同じ要素を嫌がった
というのが、実情ではないでしょうか?
また、このゲーム、第一章でサヨリが脱落しますが、モニカが裏で手配していた伏線が、
隠し要素等で、いくつも回収されています。



これも、モニカがゲーム世界を作っているという前提で考えれば、すぐにわかること。
彼女は本来のゲーム作品において、主人公とサヨリに倒されて死ぬ運命にあった。
だから、先手を打って、サヨリを死に追いやって、運命を捻じ曲げた。



これも本来の運命線上で、サヨリ達と同年代と偽装していた仮面が壊れた時に、
彼女が戦いに敗れた直後に見れる代物だったのでしょうね。

次回は、設定上のメインヒロインであるサヨリと、モニカが狂わせた、ドキドキ文芸部の本来の
時系列について考察します。本作の考察でお馴染みの「リビティーナ」は、隠しファイルのみならず、
ドキドキ文芸部上にも登場しています。かの「死神」がどういう形で本作に関わっているのか、
を掘り下げます。

読了ありがとうございました。

<20200531追記>
エリッサの名称変換方法を変更しました。
「エリッサ」はあくまでドキドキ文芸部上の表現のため、「サ」が「シャ」「シア」を丸めた結果で
ある可能性から導きましたが、同人ソフト「うみねこのなく頃に」で使われた実績からも、
「エ→ヱ」の方がより簡単だろうと思い直したため、変更しました。
01-01 の方にも書きましたが、解法は理論上無限に存在しますので、これに拘る必要はありません。
あなたなりのやり方で問題はないです。

題材にするのを忘れていましたが、以下公式コメンタリーです。

--- Concept Art Book ---
“Sayori” was some kind of unholy fusion between “Sayuri” and “Saori”,
and to this day I’m not even sure if it could pass off as a real Japanese name.
Finally, “Monika” completes the satire by literally taking an English name and
throwing a “k” in there to match Romanized Japanese.

「さより」は「さゆり」と「さおり」の不正融合で、今日まで、
それが本当の日本語名として通用するかどうかさえわかりません。
最後に、「モニカ」は文字通り英語の名前をとることによって風刺を完成させ、
そこに「k」を入れて、ローマ字化された日本語と一致させます。

元々 「ヱ」リッサ を「ユ」か「ヨ」に、ずらしてるだけですからね。
かの「二重スリット実験に見立てると、波動が位相ずれを起こした状態」を指しています。
「ユ」の方はゲームセオリーにて着目された「ユリ」の出自にて、次回扱う予定です。

throwing a “k” in there to match Romanized Japanese.

ローマ字で、「K」の一つ先にある字はレイナーの「L」です
和訳と全然違いますね。けれど、とっくにヒントは出ています。

「(見えているもの、読める部分が)何も現実でない?」と。


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