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ピックアップNEWS ポストセブン「野田『自爆テロ解散』の勝者は誰だ【前編】」

2012/11/25 17:00 投稿

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野田「自爆テロ解散」の勝者は誰だ【前編】

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【中川淳一郎のひと言】

 あぁ、解散か。「自爆テロ解散」っていいタイトルだね。今回はまさにそうだよ。民主党の重鎮たちがなんとか野田さんに「やめなさいやめなさい」と言おうと思ったけど、野田さんはASEAN会議で日本を留守にする間にクーデター起こされちゃマズいってことで強行解散してしまった。

 ただ、野田さんのあの時の発表って、本人は相当気持ち良かったと思うぜ。だってさ、自分の一言によって国が動くんだぜ!!!!

 これって男にとっては堪えられないよな! 民主党政権になって、野田さんよりも元々はエラかった菅さんだって、鳩山さんだってできなかった解散宣言、在任期間も合わせ、名実ともに民主党政権は野田さんが目立った!ということを象徴する出来事だよ。

 これからは野田さんソックリな上島竜兵さんにも、こうした思い切ったことをやってほしいね。肥後さんと寺門さんが何も了承していないっていうのに、「えぇ~、本日をもってダチョウ倶楽部は解散します!」なんて言ってさ、他の二人は「聞いてないよ!」って言うっていうさ。

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 3年前に船出した乗員300名超の巨大船は、操舵ミスを繰り返した末に沈没を回避できなくなった。そこで3代目の船長が選んだ選択は、「船を自ら爆破し、小型ボートで真冬の荒海に漕ぎ出して活路を求める」だった。船員たちは「俺たちを見捨てるのか」と騒ぎ、ある者はわれ先にボートに乗って脱走を始め、またある者は船内の金庫に残るお宝を確保しようと画策する。保身と我欲が交錯する醜い沈没ドラマの末に、誰が笑うのか──。

《野田を待つ「党除名」と「当選無効」危機》

 引き金を引いたのは、解散表明前日の首相秘書官の一言だった。それまで野田首相は離党を防ぐために1年生議員を交互に官邸に呼んで懇談会を開いていたが、突然、官邸から11月13日の懇談のキャンセルが伝えられた。新人議員が理由を尋ねると、首相秘書官の1人は、「もはやそんな段階ではない」と言い放った。このとき、首相は翌日の党首討論での解散表明を決意していた。

「殿、ご乱心だ。選挙に弱いわれわれ新人議員はもうどうなってもいいということかッ」(1年生議員)

 党内に動揺が瞬く間に広がった。民主党執行部は13日の常任幹事会で、「年内解散はさせない」という決議を全会の総意で決定した。常任幹事会は党大会に代わる最高意思決定機関であり、最高顧問の鳩山由紀夫、菅直人の両元首相をはじめ仙谷由人・副代表、輿石東・幹事長、安住淳・幹事長代行ら党役員の多くがメンバーだ。

 その席で、「解散なら、納得できる人を選ばなければ党が持たない」と野田退陣を求める声が公然と上がった。クーデター勃発である。追い詰められた野田首相は、総辞職ではなく、解散で民主党ごとぶっ壊す道を選んだ。

「国民に増税を強いたのだから、国会議員も痛みを受けなければならない。衆院の定数削減を確約していただきたい。そうすれば明後日の16日に解散してもいい」

 総理大臣が解散の日を事前に表明するのは異例中の異例だが、そうしなければ党内クーデターで総辞職に追い込まれていた。突然、定数削減を持ち出したのは解散の大義名分をつくって自分自身を納得させるためにすぎず、本音は「俺は降ろされたくない」「(解散時期について)これ以上嘘つきと呼ばれたくない」という、バカ…もとい、バカ正直者の個人的な意地でしかなかったのだろう。当然、選挙恐怖症の民主党内は大混乱に陥り、怨嗟の声が渦巻いている。反執行部派のベテラン議員は、総理の除名を主張した。

 

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