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【W杯】最強のドイツ 「陰と陽、2つを兼ね備えた最強のフットボールチームから考える日本への提言」3

2014/07/10 11:26 投稿

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今朝はオランダvsアルゼンチンの準決勝が終わった。
0-0で120分延長もスコアレスで、PK戦で決着がついた。
ドイツと決勝で当たるのはアルゼンチンとなった。昨日の試合が響いたのか両者硬い入りでしたね。

では前回に続き、ドイツの強さに迫っていきたい。
タイトルに有る通り、陰と陽2つの戦術がドイツには在ると思う。

ひとつはバイエルン・ミュンヘンの「チキタカ」ポゼッションサッカー
もう一つはボルシア・ドルトムントの「ゲーゲンプレッシング」ショートカウンターサッカー

~ 陰と陽 ~
陽はパス回し主体の、ポゼッションサッカー「チキタカ」で、バルセロナで一世を風靡し、バイエルンの現監督は元バルサのグアルディオラ監督の得意とするスタイルだ。
「人が走るよりボールが動くほうが速い」という、シンプルだが高度な技術を要求されるこのスタイルは、高くパワーの有る屈強な身体能力の前提を必ずとも必要とせず、技術さえあれば理論上どんな選手でも試合の主導権を握ることが出来る。近年多くのクラブチームがこのスタイルを目指し流行のスタイルだった。
バイエルンはブンデスリーガをここ10年で6度制覇する常勝軍団でもっか2連覇中で、欧州クラブシーンにおける最も権威ある国際大会UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の前々回大会の覇者でもある。当然このクラブの所属選手がドイツの主戦力となる。今回は7人が招集された。

陰はドルトムントなどで有名な、やや受け身(とはいえこちらからほぼ仕掛けるタイプ)の
ゲーゲンプレッシングである。ドルトムントからはギュンドガン・ロイスなど怪我人が増え結果的には4人しか選ばれなかったが…、ドルトムントも2010年シーズンからブンデスリーガを2連覇しCLでも決勝でバイエルンに敗れたものの、そのスタイルは多くの賞賛を浴びたクラブだ。
この戦術は簡単に言うとカウンターサッカーの1種である。
団体スポーツでカウンターというと、押し込まれた自陣から一転攻勢に転じる作戦だが、
このゲーゲンプレッシングは、簡単に説明すると、マイボールでもロングキックで相手陣地に蹴りこみ、相手がボールを拾えばそこへ連動してプレスをかけ、相手ボールを即座に奪いかかり、奪えばそこから手数を掛けず相手ゴールを目指す、ショートカウンタースタイルだ。
このスタイルはポゼッションサッカーに比べて、高い運動量を全員が連動して維持出来れば、比較的資金力の弱いチームでも番狂わせが出来る、こちらも流行のスタイルだ。
これは有利な点差になるまでは長時間のスタミナを要求され、試合終盤まで落ちないメンタル・チームへの忠誠心が要求される、一人でもサボるとショートカウンターは機能しない。高い規律も必要だ。

なお、チキタカの理想は突き詰めれば、試合中全ての時間で自分たちがボールキープ出来れば良いが、そんなことは不可能なので、グアルディオラも「ボールを取られた際、即座に攻守の切り替えが出来る事が理想」という。この点はショートカウンターとの親和性が高い。

試合中、サッカーには2つの状態が在る。陰と陽、
ボールを持っているか、持っていないかである。
ドイツはこの状態どちらにも主体性を持って支配出来る戦術理解のある選手を擁している。
ドイツ代表は基本的にバイエルン7人、ドルトムント4人、そしてパスサッカーに定評あるアーセナル3人、この3クラブ所属からの選出が多い。
23人中14人がこの3クラブからの選出になる。
中盤のドルトムントの選手自体は怪我で今大会で参加してない事は確かだが、万全なら呼ばれたであろうと思う。
また今大会これまでは、ほぼドイツが圧倒できる相手だったのでわざと相手陣地に蹴りこむゲーゲンプレッシング作戦は余り見られなかったが、もしも相手がドイツを押しこむ時間が長かったり、決勝トーナメントでブラジル等、強豪相手に押し込まれる想定や、もしくはスペインが勝ち上がった場合同じチキタカでは相手の経験が勝ってしまった場合などは、バルサを相手にするアトレチコ(今季勝ち越し)やレアル相手にするドルトムント(直近過去5戦2勝2分け2敗)のようにショートカウンターが有効だったのは想像に難くない。


長く書いてきたが、まとめる。

「この2つのスタイルが近年、世界最高のクラブスタイルで、他を圧倒している。」
「このスタイルを完璧に表現出来る選手がドイツにはいる。」
「故にドイツは最強である。」

これがドイツが強い理由である。


選手起用方法を含めた戦術。
自国リーグで最高の選手が所属するクラブスタイルを無理なく代表で表現出来る。

また、長期的な視野で、自国リーグで自国籍代表選手を多く擁するバイエルンを維持出来る。
前回大会でスペインが優勝出来たのは、スペイン代表が当時最高のクラブ、
バルセロナとレアル・マドリー で構成する事が出来たからだ。
故にドイツは最高を目指すために、バルセロナのグアルディアオラを招聘し、またそれを倒しうるスタイル、ゲーゲンプレッシングを合わせて今のドイツを作り上げているのだ。
ここ何年もドイツは確かに強かった。しかし3位など、あと一歩だった。
最強のドイツを目指す為に、ドイツサッカー協会が何をやっただろうか。




まさかの続く 次、最後は日本サッカーへの提言です。


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