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【レビュー】地球軍独立戦闘隊

2015/09/01 23:03 投稿

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●集英社文庫  山田正紀(著) 『地球軍独立戦闘隊』

私は、ドキュメンタリーなどを除くと、ほとんど日本人作家の作品を読まない。 これはまぁ明らかに偏見なんだけどw、どうにもこうスケールが小さくて生活感の滲み出た話というのに夢も希望も感じないからだろうか。
夢を見せてくれるなら壮大な夢を見せて欲しいのである。 荒唐無稽で馬鹿げていてもいいから、カッコイイ宇宙船で銀河を駆け巡り、美女を助けて、巨悪を倒して欲しいのである!(←40年代スペオペかよw)。
あ、でもスターウォーズは嫌いですw。 スタトレ派なんです。

まぁそれでもSFの場合は日本人作家のものも少しは読んでます。 最近店頭で見ませんが、SFマガジンには必ず日本の作品が掲載されてましたから。
そういうわけで、私が山田正紀を読んだのも、最初はSFマガジンじゃないかと思いますが、何を読んだのかイマイチ覚えていません。


この本は短編集で、表題作以外に5篇ほど載っているので、各話は短くて気軽に読めるものとなっています。

「地球軍独立戦闘隊」は日本軍が敗戦色濃くなってきた頃のゼロ戦パイロットと異星人女性との触れ合い、そして彼女の仲間であろうUFOとの戦いを描いたお話。
後に流行った架空戦記ものとはだいぶ毛色の違う話ですが、SF系の架空戦記というのは小説も映画も70年代くらいに多かったような気がします。 戦国自衛隊とかファイナルカウントダウンとか。 頭上の脅威はどうなんだろ?

もう一篇、戦争を題材にした『西部戦線』という短編が収録されていますが、こちらは戦記ではなく恐竜の絶滅と植物の進化を元に現代の人類繁栄の理由を解き明かすといったようなストーリー。

作者は全般に引き出しの多い人で、博識ぶりが伺えます。 それぞれ関係ないパーツを組み合わせてお話を転がしていくという面では素晴らしい才能だと思いますが、すべてアンハッピーエンドなので読んでいて気が滅入るというか、読後感がサッパリしないというか。

なんというか、昨今の模型雑誌のテクニック紹介本的な雰囲気といえば当たらずとも共通する感があります。 小手先の技術が前に出ていて全体のお話としてはあまり楽しめなかった。 こういうのってやはり日本人のディテール志向が如実に現れているのかなとも思います。


ほとんどレビューになってませんがw、短編集の場合、よほど各話が面白くないと一々内容を紹介して批評するのが億劫になりますね。



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