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中の人眠れない日記1 アニメ版艦これ3~4話の意図するもの編

2018/06/17 04:19 投稿

  • タグ:
  • 艦隊これくしょん
  • 艦これ
  • アニメ
  • 劇場版
ちょっと気持ち悪いのを吐き出したくて
トミーウォーカーのPBWとは関係なく
眠くなるまで思ったことを書いてみようと思います。
乱文ですがお付き合いいただけますと幸いです。



<注意>

この記事は内容の関係上、
アニメ版艦隊これくしょん及び
劇場版艦隊これくしょんのネタバレを含みます。
未見の方はブラウザバック願いします。

<注意>








放映当初は言うに及ばず、
現在もたまに話題になるほど不評だったアニメ版艦これ。
特に低評価の発端となったのが3~4話。

ざっと内容をまとめてみると、
3話では
主人公『吹雪』の友人『睦月』と仲の良い駆逐艦『如月』。
任務で『W島』攻略作戦を行い、作戦は成功するものの
帰投中にはぐれ艦載機の攻撃を受け、如月は轟沈してしまう。

4話では
友人を亡くした睦月が現実を受け入れられず精神に異常をきたし
吹雪ほか駆逐艦たちも心に深いダメージを負う。
そんな中、吹雪に高速戦艦『金剛』たち4姉妹や駆逐艦『島風』と共に出撃任務が下る。
が、島風が任務を忘れて姿をくらましてしまい、
金剛たち姉妹と七転八倒の馬鹿騒ぎをしながら島風を探すことになる。

3話では、ブラウザゲーム内ですでに実装され、人気も高い如月を
充分にクローズアップもせずフラグも中途半端のまま轟沈させ、
3話ということもあり、まどか☆マギカの緊迫感を出す有名な手法を
安易にパクって無意味にキャラを殺したと批判が集まり、

4話では仲間が死んで落ち込んでいる駆逐艦を尻目に
鎮守府内では普段と変わらないどんちゃん騒ぎが繰り広げられており
仲間が死んだ直後とは思えないテンションや前話とのギャップに
違和感を覚えた視聴者が相次いだ。

まず第一に言っておきたいのは、
多くの方の評価は正当であり、
構成や演出は視聴者が納得できる展開を用意できなかった。

その上で、この3~4話に込められた意味や、
ストーリー上で占める価値など
自分なりに思ったことを書いていきたい。


4話は仲間が死んだ直後の話となる。
程度の差はあるが同僚の死に駆逐艦たちは動揺を受け、
授業もまともに受けられないほど平常心を失っている。
とくに睦月はもっともダメージが大きく、
如月の死という現実を受け入れられず毎日一人波止場で帰りを待っている。

しかし現実はゲームではなく、仲間が死んだからリセット、もしくは
ゲームオーバーになってやり直し、なんていうことは出来ない。
これからも日常は続き、戦いも続いていく。

こんな状態の駆逐艦を戦闘や遠征に出しても、新しい被害が増えるだけ。
教師役の重巡たちはそれが分かっていながらも、
駆逐たちにどんな手を差し伸べていいかわからず、時間に頼るしかない。

そんな中、吹雪に任務が下る。
高速戦艦の金剛型姉妹4隻及び島風と戦闘を含む資源の確保。
先輩の戦艦ということで金剛に憧れを抱いていた吹雪だが
面通しで破天荒な実態を見て落胆してしまう。

さらに任務当日、島風が司令を忘れて姿を消してしまったので
吹雪と金剛型姉妹で探索することになり、
盛大なドタバタ騒ぎの末に合流することになる。

出撃後、スコールの中で敵との遭遇戦が始まる。
最初のうちは隊列を保っていた吹雪も、
ドタバタで紛れていた不安定さが蘇り独断専行に走った末に
敵戦艦からの集中砲撃を受けて、自身に迫る死に絶望する。

しかし止めの一撃を金剛が身を挺して防ぎ、
呆然とする吹雪を抱きしめる。
『大丈夫、ちゃんとわかりますよ』
と吹雪の悲しみや恐怖をじっと受け止める。
吹雪も
(そうか…そうなんだ…)
と先輩たちから辛さや悲しみを乗り越え、日常に帰ることの大切さを教わる。

そして戦闘後、波止場で一人如月を待つ睦月を抱きしめ、
不器用であっても自分がしてもらったように睦月の辛さをしっかりと受け止める。
やがてその心は睦月にも伝わり、悲しみを乗り越え、日常に戻ってくる。

ドタバタのコメディ部分の印象が残りがちだが、
悲しいことがあっても毎日は続くし戦争も続く、
悲しさに引きづられず日常にいつづけることが大事だという
この世界のリアリティを少女の成長と共に描いたいい話だったと思う。

わたしは好きです。
……伝わってるかは置いといて。


3話はインスタントなフラグで安易に死者を出して
緊迫感を盛り上げようとしたという批判が多い。

それなら例えば本編未実装艦でもよかったと思うが、
アニメ版艦これのストーリー、ひいては劇場版のメッセージのために
沈むのは如月でなければならなかった。

史実の日本海軍の如月はウェーク島攻略作戦で
敵飛行機の落とした爆弾が魚雷に誘爆して一瞬で沈んでいる。

つまり3話は史実になぞらえて艦むすが轟沈するという運命の開始点で、
後に赤城がいう「大きな流れ」、
つまり圧倒的な物量の米海軍に日本海軍が壊滅させられたように
在りし日の艦船の魂を持つ艦むすも
無限の戦力を持つ深海棲艦に破れ、全滅する運命にある、ということに繋がっている。

その運命を、
金剛に命と心を救われ、心身ともに多大な鍛錬と経験を積んだ吹雪が発端となり
みんなの力で覆した、というのがアニメ版艦これの大きな筋になっている。


さらに映画版では、沈んだはずの如月が深海棲艦の姿に変化しながらも
睦月のもとに帰ってくる。

艦これサービス当初から、深海棲艦は無念を抱えて沈んだ船の成れの果て、
という情報が公式四コマなどで語られてきたが、
沈んだ艦むすが深海棲艦になると初めてここで明示された。

(ブラウザ版のイベント海域でサラトガやヒトミ・イヨなど
それとなく暗示はしていたが)

さらに加賀からの話で、
当初から「沈んだ艦むすはいかなる手段でも助けられない」
というのが公式運営の立場だったが
深海棲艦化した艦むすを撃破することで再び救えるという解釈が明示された
歴史的な瞬間でもあった。

さらにいうと「ゲームクリア」というものがないSNSゲームで
無限に続く戦いに「誰も轟沈させず、全ての敵を倒せば、世界に平和が戻る」
というゴールと意義を与えた瞬間でもあるし
不注意で艦むすを沈めてしまった提督への赦しでもある。

(もちろん轟沈を躊躇わないプレイスタイルも等しく尊重されるべきですが)

そして最終決戦、みんなで力を合わせ、あの大和ですら
吹雪を先に進めるために道を切り開き、ボロボロにされながらも盾になる血戦で
睦月の元に体はほとんど蝕まれながら最後の心を振り絞って助けに来るのが
ブラウザ版から深い縁がある如月。インスタント友人艦ではこの感動は出せない。

そして最後、この二人がどうなったかは
もう一度映画版を御覧ください。



以上、アニメ版艦これ3~4話の意義や
思ってることについて書いてみました。
乱文乱筆ご容赦を。
なにか新しい発見に繋がったりするとうれしいです。

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