ジャズ和声論まとめ

V7のコードに使うスケール、使い分け方(Jazz)

2015/05/26 04:14 投稿

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2chで書いてもったいないから自分のとこにも転載しておきます。
スケールよく知らないって人は下にあんちょこ載せときましたので、そちらを先に…。

さて、Key.C maj あるいは key.C min で考えるとして、V7はG7ですね?

ここで、G7は前半ソ~シまでと後半シ~ファまでで分けて考えます。
 C_major由来なら、ソの上にラが、シの上にミがくる
 C_harmonic minor由来なら、ソの上に♭ラが、シの上に♭ミがくる
そこで、こう考えるわけです。
まず、下半身。
 メジャーのiiであるDm7の次にくるG7は下半身がメジャーでラを含む。
 マイナーのiiであるDm7-5の次にくるG7は下半身がマイナーで♭ラを含む。
なぜかというと、直前のDm7(-5)の音の影響が少し残っているはずで、DmとDm-5それぞれを分ける特徴となる5thの音をV7でも引きずっているはずだからです。
次に、上半身。
 C6に行くなら上半身はメジャーでミを含む。
 Cm6に行くなら上半身はマイナーで♭ミを含む。
これから進行するコードの分ける特徴となる3rdの音をあらかじめ示唆するためにこうするのです。
※Cm6はC_melodic minorですが。

つまり、
 IIm7→V7(MixolydianあるいはAltered Dominant)→I6
 IIm7-5→V7(Phrygian Dominant(Hmp5↓)あるいはAltered Dominant)→Im6
 IIm7-5→V7(Combination of Diminished)→I6
 IIm7→V7(Whole Tone)→Im6
を使うのが一番素直です。
もちろん違うチョイスをすること多々あります。

上の説明と矛盾していますが、前後ともメジャーでAltered Dominantを使うこともあります。
全部メジャーでIIm→V7→Iってやったら音に変化がなくてつまらなすぎるからです。なので、V7であえて一番遠い色彩のものを経過する意図で使い、このときV7だけ転調したかのような感じになります。
全部マイナーでIIm-5→V7→ImでのAltered Dominantの使用も同様です。
MixolydianやHmp5↓は一番解決の力が強いので原調の解決ではちゃんと使ったりします。
そうでない一時的な転調の部分ではけっこう他のを使ったりしますしいろいろです。
IIm(Dorian)→V7(Myxolydian)で最後もI(Ionian)はつまらなすぎるから、ここはあえてI(Lydian)にしたりとか…。
なんせコードの音以外は調の音と違う音をバシバシ使おうっていうのが目的です。
また、V7の構成音に対する半音アプローチは、原調由来のMixolydianとHmp5↓でしかやってはいけません。
(例:♯ファ→ソとか)
土台がしっかりしているから遊べるんですね。

ちなみに、♭II7では完全4度上に飛ぶのを感じさせないようにP4の音を入れずに+4になっているLydian Dominantを使います。
例えば、D♭7でP4の♭ソを感じさせると、「D♭7→G♭(m)かな?」と聞いてるほうは期待してしまうので、♯11(+4)のソを入れておくことで「違うよC(m)のほうに行くんだよ」と示しているわけです。
別の説明として、♭II7のLydian DominantはV7のAltered Dominantと構成音がまったく同じなので使えるのだ、ともいえます。

あんちょこ↓
 C_maj=ドレミファソラシド
 C_natural min=ドレ♭ミファソ♭ラ♭シド
Ⅰ(トニック)系
 C_Ionian=ドレミファソラシド…C6
 C_Melodic min=ドレ♭ミファソラシドCm6
Ⅴ(ドミナント)系
 G_Mixolydian=ソラシドレミファソG7
 G_Phrygian Dominant(Hmp5↓)=ソ♭ラシドレ♭ミファソG7
 G_Combination of Diminished=ソ♭ラ♯ラシ♯ドレミファソG7
 G_Whole Tone=ソラシ♯ド♭ミファソG7
 G_Altered Dominant=ソ♭ラ♯ラシ♯ド♭ミファソG7
 D♭_Lydian Dominant=♭レ♭ミファソ♭ラ♭シ♭ド♭レ♭D7
Ⅱ(サブドミナント)系
 D_Dorian=レミファソラシドレDm7
 D_Locrian=レ♭ミファソ♭ラ♭シドレDm7-5

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