相も変わらずエヴァ人気がすごいですねぇ。
 「面白いパチンコ台とはなんなのか」ってのは業界の永遠のテーマだとは思いますが、次郎はこう思ってます。
 
 「通常時が面白い台なんて存在しない。確変中が面白ければ面白い台だ」ってね。
 
 確変が面白いってことはもちろん爆発にも期待できるって意味で、いかに右打ちに入ったことを想像しながら通常時を“乗り切れるか”だと思うんすよね。
 だから、通常時は面白いんじゃなくて、やめたくなるようなストレスを感じさせないってのがポイント。
 
 そりゃね、甘デジなんかは別ですけど1/300を待ち続けるなんて、普通の人にゃ無理なんですよ。普通に考えれば数時間ハズレを見続けるわけで、そのハズレの対価として確変の面白さがある。
 
 ユニコーン、ちょっと遡ればダンバインなんかが良い例で、確変が面白いから打ってるって人が多いんじゃないでしょうか。
 
 通常時のストレスって部分は、海が良い例ですね。いや、正確にはちょっと前までの海……になるかな。ハズれても当たってもサクサクだから大きなストレスを与えられないっていう。
 
 一方で今のパチンコは通常時モリモリで豪華な演出を見せ、右打ちは源さんのような超スピードが流行してる。
 
 ちょろっと打ってやめて帰りますっていう立ち回りには良いんですが、長時間打ちますよーって人にはあんまり向いてない作りの気がするんですな。
 だからこそ、通常時は流行を取り入れつつもシンプルに、かつ確変もしっかり作り込んでるエヴァが人気になるっていうのは必然の流れではなかろうかと。
 
 もちろんパチンコメーカーにだって次郎のような考えの人はいるんでしょうが、源さんが流行ってしまったことが間違いやすい一歩。
 右打ちを3.2.1ドーンで当てるってことは、演出を多く作らなくて良い。つまりはまあ、金がかからんのですな。
 高尾なんかがしばらく高継続の1種2種ばかり作ってますが、大手でないメーカーにとっては開発費用が抑えられる源さんの作りってありがたいんでしょうねぇ。
 
 そんなことも踏まえつつ、じゃあお金もかけずに面白くて成功した台なんてあるの? と聞かれたら……「CRビッグドリーム」と次郎は答えますね。あ、もちろん初代で。
 
 7セグ機やドラム機といった非液晶の台はお金がかからない。なにせ映像を作るのが一番お金かかりますからね。ここでヒットを出せれば利益がデカくなる。
 通常時は3択宝探しにすべてを注ぐシンプルさ、右打ちの爽快感。
 「Pゾンビリーバボー」とか「PダイナマイトキングINカリブ」とか、マネした台は出ましたけど、唯一無二のまさにメーカーにとってもドリームでしたね。
 
 ああいった台が定期的に出てくれればパチンコってやっぱアイデア商品なんだなって感心しながら打つんですが、しばらく出てきてくれないのが寂しいとこですな。
 
 2022年はこれからどんな“面白い”パチンコが出てきてくれるのか楽しみ。
 エヴァがヒットしたからって、それを追いかけてばかりでは良い物は生まれないと思う。これだけ多くのメーカーがあり、開発に携わるも多くいるのだから、打ち手をうならせる画期的なパチンコが今年も出てきてくれるといいんですがね。
 
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・SAMMY「P真・北斗無双3 ジャギの逆襲」
 
 時速7万2000発だとか。いったいいくつまで時速が上がるんでしょうか。
 ただ、速くなるのもいいけど次郎に連チャン1時間続かせてくれ。
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。