よくわらないキャラクターによくわからない世界観。パチやスロの小さな液晶やドットでなんとか表現しようという工夫をしていた時代。でも次郎は、そんなパチンコ、パチスロが大好きでしたな。
その中から、今でも現役で活躍している源さんや番長みたいなキャラもいれば、そういやそんなのあったよねー、なんて忘れ去れているキャラクターもいます。
売れる台には大物版権という時代になってかなり経つと思いますが、そんな時代も徐々に終息してきてるのかなと感じとります。
ルパンを平和が手離したというウワサは記憶に新しいところでありますが、他の某メーカーでも、かなりウリにしてきた版権を手離すという話を耳にしました。これけっこう大物の版権です。
高尾の一騎当千は版権担当のミスにより契約が延長できずに大一に版権が移った、なんてちょっと耳を疑うような出来事もたまにあったりするんでしょうが、大物版権だからといって売れる時代じゃないということにメーカーも気付いたと考えていいんでしょうかね。
台が売れるのであれば版権料なんてもちろんかからないほうが売り上げになるし、オリジナル版権が強い三洋や北電子は、その部分があるからこそこの不況下でも余裕を見せることができているわけです。パチンコのCM解禁で、真っ先に源さんのCM放送をしたのも三洋ですからねぇ。
当然他のメーカーもオリジナル版権でヒットを飛ばすことを考えていかなきゃいけない時代になってきてるでしょうな。
SANKYOなんかは夢夢ちゃんとか、今度出るパトラッシュとか思いつくものがあったりしますが、他のメーカーはどんどん厳しくなって、持っている版権を手離さざるを得ない時が来るんじゃないでしょうか。
ルパンをどのメーカーが抑えるのか……までは次郎は知りませんけど、「え? このメーカーからあのタイアップが出るの?」なんて版権モノがあっちゃこっちゃから出てくる時代が近づいているんだろうなと。
とはいえ、メーカーも版権担当の部署があったりしますが、サミーなんかが社員の希望退職を募っていたりするように、メーカーも赤字を止めようと必死になっている時代。有能な開発者はパチンコ開発を離れていたりしますし、版権担当なんていうのは危うい役職とも言えるでしょう。
皆さんが名機と言われて思いつく台は、版権モノでしょうか? それともオリジナル?
意外とオリジナルのほうが多いんじゃないでしょうか。もしくは版権モノでも、初代が一番、とかね。
そう考えると、ヒットしたからといってむやみに続編を作り、大事に大事に版権を抱えておくことが正解だとは言えない。次郎はそう思うんですけど、いかがでしょうかね。
「大物版権だから筐体も目立つようにド派手にしました、価格は50万です!」なんて台よりも、「演出面白いです、爆発するからお客さんも夢を見て打ちます! 安く作ったので30万です!」なんて台のほうが売れるし人気出るはず。
大物版権が手離されてきている現状、メーカーもそう考えて動き出し始めてるってことだろうなと、前向きに捉えることにしましょうかね。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・アムテックス「Pニュートキオ」
羽根モノファンなら打たざるを得ない、トキオのP機が登場する模様。羽根モノはトキオの一人勝ちですし、役物がどう変わっているかも楽しみ。一発台のトキオブラックのことは……忘れときましょうか。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
コメント
コメントを書く