皆様、あけましておめでとうございます。
 昨年もなんとか生き抜くことができました。こうして週に一度ではありますが、業界の話題、自身の(偏った) 考えを発信する場をいただけていることに、改めて感謝しております。
 どうぞ本年もご愛読いただけますと幸いです。
 
 昨年はパチスロ5号機主要機種の撤去もあり、どれだけのホールが潰れ、業界に影響が出てくるのかと言われていましたが、意外とたいしたことはなかった。たぶん。
 終わる終わると言われつつもしっかり生き残っていく業界であることは間違いないんですが、それでも、業界人は危機感を覚えてきています。景気がいいのは映像製作会社くらいかなと。
 よりパチンコ台としてのクオリティを高く……というメーカーは、(なぜか) 液晶の派手な演出に注力するようになり、大きなお金を得ているのが映像会社です。まあ、めちゃくちゃなスケジュールと少ないお金で仕事を請けているところもあるでしょうけど、一部のメーカー、平和なんかが外注を使わない方向性にシフトしている中、仕事が来るだけでもありがたいことなのかなと。
 
 そんな間違った方向のクオリティアップに待ったをかけたのがご存知京楽でして、過去作を流用して次回作を作る冬ソナやガンツのような台をヒットさせました。
 打ち手が求めているのは派手な演出や新規性よりも、出玉や当たったときの気持ち良さだと思うんすよね。メーカーはそこに早く気付くべきだとも思います。
 
 旧態依然の機械作りをしているメーカーは、これからは窮地に立たされることは目に見えていますし、実際そうなってきています。
 よりチャレンジしていく精神が大切です。
 DaiichiがYoutubeのチャンネルを作って視聴を取ったり、藤商事が過去作のパチンコ楽曲のCDを販売したり、そういった新しい何かにチャレンジしていくことがメーカーには求められるでしょう。
 
 また、2020年は打ち手とメーカーの距離が近づく年になるかなとも思っています。
 5G回線により、パチンコのシミュレーターや実機の遠隔操作、ライブ配信がスムースになれば、ファンが開発中の台をスマホで打って感想を言ったり、発売前の台を自宅からPCで打ち、面白さを☆で付ける。ホールが台を購入する前の参考にできる食べログのパチンコ版みたいなやつもできるようになったり。
 そんな、新しいサービスに挑戦する業界にならなければいけないですし、そういったことができるメーカーや開発会社、そしてホールが生き残っていくことになるでしょう。
 
 次郎も、また今年の1年間、生き残ることができるように頑張ってまいりますので、ご支援いただけますと大変よろこびます。
 本年も、何卒、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・Pホームランキング(アムテックス)
 
 サンセイの「P笑点」が通常時右打ちの構成、そしてこのホームランキングもスタートまでのルートが決まっているゲージになっています。
 なんとなく、封入式の基礎が出来てきているのかなという意味でチェック。
 
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。