【覆面次郎】正直にやった結果? 2019/12/25(水)
年末の新台では「P新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生~」が話題になっていますが、違う意味で話題になっているのがユニバの「Pバジリスク~甲賀忍法帖~2」であります。
どうやら初期出荷状態だと想定以上に回るらしく、1000円で30回転近くなんてのもザラだとか。
次郎も新装初日にボッタ店(ここ強調)で打ってみたのですが、25~26回転でしたね。
あ、当然翌日には激締めされてましたが……
なんなら、回収じゃないかと騒いでるところもあったとかなかったとか。
そんなわけで、市場データを見ても新台の中ではバジ2がもっとも甘いってデータになってました。
バジ2は朧チャッカーっていう普通入賞口、4玉だけ払い出しされる入賞口がありまして、そこにポコポコ入る、またゲージも優秀ってことで回る感じになってるようで。
以前、ユニバの開発者の方とお話する機会があったんですが、グレンラガンの話をしてまして。グレンラガンは右打ちでだいぶ玉を削られるゲージになってまして、STや時短中の玉減りがけっこう叩かれてました。
でもユニバ的には、「正直にやったらそうなった」ってことらしいです。つまり、規則で言われている通りにやると、そうせざるを得なかったとか。
つまり、今回のバジ2も規則的には全然OKな範囲で出してるってことだと思うんですよ。
普通入賞口に入って、体感的には……そうですね、スロの6号機のコイン持ちがいいっていうような感覚。コイン持ちがいいから、結果的には回せる。
それって、もともと今後パチンコが目指していく方向性のひとつだったはずなんですが、それを取り上げて回収だの言い出すなんて、どうかしてると思うんですな。
バジ2が甘いと言っても、データ的には出玉率100%前後。お客さんがとんとんで帰るレベルの出玉率です。
中には、88%とか、スロでいう設定1を大きく下回るような台もある中で、そんな台は「辛すぎる」なんて意見ひとつ出ずに、甘い台(といっても抜群に甘いわけではない)だけ回収騒ぎをするなんておかしいっすよね。
別にユニバを持ち上げるわけではないんですが、規則の中でやれることを考えて、なるべくお客さんに楽しんで打ってもらおうという考えで作ってる開発者の思いが、ホール側の利益重視の考えひとつでやり玉に挙げられるのはどうも納得がいかんな、と。
一番大事なのはお客さんが勝てそうと思って打つことであって、闇雲に甘いから締める、そんなことをやってるホールはとっとと淘汰されて欲しいですね。
なーんて思った今週の新台騒動でありました。あ、でも次郎的にはエヴァが面白いっす。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・SanseiR&D「馬の台」
そろそろ検定通過したって聞いてます。牙狼に次ぐSanseiのキラーコンテンツのひとつだと思ってるんですが、競馬ファンの皆様、いかがでしょう。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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