お盆休みってのはライトユーザーの方が多くホールに集まるってことで、業界としてはこのタイミングでパチンコファンを獲得したいって気持ちになっているでしょうな。
しかし、そこでどうも「うーん」と唸ってしまうようなお話をば。
新台の「PマクロスΔ」なんですけども、導入当初からいまいち出率、まあスロットでいうところの機械割みたいなもんが低かったんですよね。だいたい95%くらい。
これってまあ普通にお客さんが勝てない数字なんですよ。甘い台、海とか黒慶次、無双はこの数字が100%前後あるわけですからね。
で、この低い数字はなんでかってのが、打ってみてわかりました。
マクロスは初当たりを引くと99回転の時短に入るわけなんですけど、同時抽選でルンピカチャンスなる小当たりを抽選しとるわけです。
このルンピカチャンスに当選すると、羽根が一瞬開き、特図2の抽選、約1/6で大当たりを引き当てることができるため、大事な大事なチャンスなんですな。
これについてなんですが、右打ち中のスルーに入ったぶん抽選が行われます。
つまり、右打ちを止めてしまうと、そのぶん抽選を受けられなくなってしまうというわけ。
普通に考えて、時短中でも画面でスーパーリーチがかかってたら打ち出しをやめますよね。ところがどっこい、このマクロスでは、それをしてはNG。
なにがあろうが、打ちっぱなしにするのが、ルンピカチャンスの抽選を多く受けられるというわけです。
ようは、多くのユーザーがこれを知らずに止め打ちを行い、満足いく抽選を受けられなかった結果、出率がぐっと下がってしまったのではないかと。
まあ知っていればという話ではあるんですけど、これって「知って得する情報」「知らなきゃ損する情報」どっちだと思います?
次郎、「知らなきゃ損する情報」だと思うんですよねぇ……
昔、4号機の頃なら、当たり前のように皆がリプレイハズシっていう出玉を多く獲得できる手順を知り、実行していました。当然、リプレイハズシをしなきゃ損します。
でもこれは、「知って得する情報」って印象でしたね。
今は、こういったこともすべて、「知らなきゃ損する情報」という印象があります。
ある意味、ユーザーにとって不利になるようなことを排除してきた結果、こういう印象が付くようになったのかもしれませんが、情報社会ゆえに、「知って得する情報」が「知らなきゃ損する情報」になってきているっていうのは、現代の流れなのかなと。
なーんて、そんなことを考えながら打ってたわけですが……打ちっぱなしにしていても一度もルンピカチャンスが来なかった引き弱の次郎には関係ない話ですかね、ええ。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・豊丸「Pほのかとクールポコと、ときどき武藤敬司」
とりあえずそのネーミングだけでどんな台が気になってしまう、そんな台をリリースする豊丸のセンスに脱帽。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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