いつの時代にも、どこの世界にも伏兵ってやつがいるもんで、それはこのパチンコ業界も例外ではなく。

 「CRF.戦姫絶唱シンフォギア」が大ヒット、飛ぶ鳥を落とす勢いで続々完成度の高い台を放ってきたSANKYOですが、意外とシンフォギア以降は稼働する台がありませんな。
 あのときはしばらくSANKYOの時代がくる、誰もがそう思ったはずですが……そうは問屋が卸さないのが面白い。

 それじゃあ、「CRぱちんこ冬のソナタRemember」でリメイクのコツを掴んだ京楽かと思いきや、これも意外と「PぱちんこGANTZ2」が思っていたほどの評価を得られない。

 そんな群雄割拠(使い方あってるのか?)の中、ディープインパクトのような足で大外一気をかましにきているメーカー……ニューギンであります。

 ホールで、あの黒光りする筐体……「CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃」がいつの間にか増台されてる、なんて気付いた方もいらっしゃるのではないかと。
 スペックを変えただけの慶次がじわじわと稼働を伸ばし、しかもこれがまた甘い使われ方で勝ちやすく、着実にファンを伸ばす。

 そして意外とも思える「CR真・怪獣王ゴジラ」の高稼働。
 これはとくに年配者からの評価が高い印象を受けますな。

 続いて、新台のライトミドルでは「Pうる星やつら ラムのラブソング」がSHOW BY ROCKとマクロスF3を抑えて圧勝。
 これもスペック的には辛い台なのに、圧倒的に稼働率が高い。まさにホールからしたらむちゃくちゃありがたい台になります。

 密かに、いや大胆に? 訪れているニューギンブーム。
 どの台にも言えるのは、とにかく賑やか、というところでしょうか。何か起こりそうという予感をさせるのがうまくて、ついつい次の1000円を入れてしまう感覚は、ここ最近のニューギン台の特徴だと思います。

 そんなニューギンですが、近々新枠を投入してくるようですな。
 いったいどの台が新枠で登場するのか、ホールでの甘い扱いにも期待できそう。
 今はニューギンから目が離せませんぞ。


■次郎の色んな意味で注目の一台
・西陣「Pおばけらんど怪」

 何が気になるって、ダンバインクラスの高継続STというところ。
 そして何が言いたいかって、なんでこういう攻めたスペックがおばけらんどなんだっていうところ。アニメタイアップをこのスペックで出したほうが良かったんじゃなかろうか……


 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。