皆さんはぱちんこを打つ際、どんなところを意識して打っているでしょうかね?
……なんともまあヘンな質問ですが、もちろん一番は当てたい、勝ちたい、爆裂させたいってとこだと思います。そりゃそうです。90%……いや99%の人がそうでしょうね。
では、それにひとつだけ要素を加えてみましょう。
その台がどんな情熱を持って作られているかっていう部分です。
次郎もこういう仕事をさせていただいている以上、勝ちたいという思いの他に、台に秘められた作り手側の思いというのを探りながら打たせてもらっています。
負けたとしても、そこに作り手の思いってのを感じられれば、ひとつ負けた納得材料というか、大事なお金を使った意味があるってもんです。
逆に、何の思いも伝わらない台には、本当に無駄金を使ったなと思うのであります。
当たらなかったら面白くないのは当たり前。作り手側も、できれば当てて楽しさを味わって欲しい、という気持ちで作っているんですからね。
そういう意味で、本気度が感じられるメーカーって、皆さんならどこを挙げますか?
もちろん好みはあると思いますが、次郎が本気度を感じるメーカーは2つあります。
ひとつは京楽です。
ここんとこリメイク機を出してたりはしますが、そのリメイク機を打ってみると、単なる焼き直しじゃないということはすぐにわかります。
しっかりと前作の悪かった部分をリサーチして改善し、良かった部分はそのままに、リメイクのお手本とも言うべき丁寧さで作られているのが感じ取れます。
「CRぱちんこ仮面ライダー フルスロットル 闇のバトルver.」なんかはいい例ですよね。前作、スーパーまでの敷居が高すぎた部分を改良して、ちょくちょく何か起きるようになり、思わず次の500円に手が伸びてしまうような作り。
自社の台も他社の台も研究しているなと感心させられます。
もうひとつ、次郎が本気度を感じるメーカーは……SanseiR&Dです。
牙狼のイメージが強いですが、「CRキャプテン翼 黄金世代の鼓動」などを見れば、映像面は他のメーカーの2歩先をいっているイメージ。これはしっかりお金をかけて、こだわって作っているなと感じさせられる部分です。
また、キャプ翼でわかるように、なんとか「擬似連」というぱちんこのマンネリを打破しようとしているのがわかりますね。
ある種「安牌」でもある擬似連をやめるというのはリスキーだと思いますが、そういった挑戦をする姿勢という点に感心です。「CR彼岸島」のような左右の打ち分けなども、リスクがあるため思いついても手は出さないメーカーってのが多かったでしょうからね。
逆に、ここんとこ「どうしたん?」と感じてしまうのが平和ですね。
ルパンの演出がベースになりすぎていて、どの台を打っていても同じように感じてしまいます。既存の演出のパワーアップしている面はあるものの、あまり挑戦するという部分が感じ取れず、ワクワク感がなくなってきてしまっている次郎がいます。
京楽とSanseiという2メーカーは、筐体を派手にしている2メーカーでもありますね。
それにより機械代が高くなってしまっているという部分には、うーん……とも思いますが、なんとか一石を投じようという姿勢には繋がっているんじゃないかと。
ひとつ先のぱちんこに挑戦しているメーカーこそ、ぱちんこの未来を切り拓いていくんじゃないかと思ってます。皆さんもそういう部分に目を向けて打ってみると、違った楽しみ方ができるかもしれませんよ。
■次郎の色んな意味で注目の一台
・SanseiR&D「CR笑ゥせぇるすまん ドーンといきまSHOW」
Sanseiの話の流れで、この一台です。
芸能人タイアップを使っており、芸能人にドーンできるというのは面白いですね。アイデアでは思いついても、実現するにはお金もかかるでしょうし、それでも面白ければ……という意気込みで芸能人を使ったというのは、やはりSanseiがぱちんこ台に賭ける意気込みあってこそ、かと。
奥村遊機からも出ていた笑ゥせぇるすまんですが、Sanseiが料理するとどうなっているのか、楽しみな一台です。
では、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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