Sansei R&Dから出た「CR彼岸島」、業界初の機能として通常時から左打ち・右打ちの打ち分けができるってことで話題になってます。
 
 ホールでシマを覗くと、若者が右打ちしながらひたすらスマホをいじってるところが散見されて、純粋にパチンコを楽しむタイプの次郎にとってはいささか複雑な気持ちのところがありますな。
 いやでも、打ち方は人それぞれ。自由ですから、そこはいいでしょう。
 
 で、次郎も打ってみたわけです。とりあえずは左打ち。
 演出は好き嫌いありそうですね。良くも悪くも牙狼テイストなので、わかりやすくはありますが……次郎にはあまり合いませんでした。
 
 でもなるほど、そういうときのための右打ち!
 ちょっと退屈になったら右打ちしてみて、流れを変えるってのも彼岸島ならではの打ち方ですな。
 
 右打ちはジャグラー感覚。おそらくそれを目指したんでしょうね。ランプのペカり待ちみたいなのって、わりと新しい。
 
 ここで気になったことが……
 
 左打ちの保留が優先で消化されるので、右打ちを先読みメインにして回し、ランプが点いたら急いで左打ちの保留を入れ、保留を切らさないように打ち続ける。
 この状態で左が当たった場合ってどうなるんですかね?
 
 気になって詳しい業界関係者に聞いてみると、おそらく右打ちでの当たりに時短が付くことになるとのこと。
 相当条件は厳しいですが、試してみる価値は……あるんですかね?
 
 まあ、光らないんですけど。次郎ですし。
 
 彼岸島の右打ちは50%で2400発とれますが、50%は600発で終わり、かつどちらも時短がつかない通常になるので、ブン回る必要があります。
 1000円で45~50回転するような台でない限り、右打ちする価値はなさそうですね。
 酷い店では20回転なんてところもありましたので、そういった悪質なホールには近づかないようにすべき。
 
 
 で、この打ち分けができる彼岸島タイプが今後流行するのかどうか、これも業界関係者に聞いてみました。
 
 正直、厳しいんじゃないかとの答えが返ってきてしまいましたね。
 
 理由としては、まず右打ちするメリットが付けにくいってこと。彼岸島も右打ちで当たっても連チャンするわけではないですし、それによってお客さんが座るかっていうと、大きな効果には至らないっていう見解。うむ、納得。
 
 そしてもうひとつの大きな理由が、ホールデータが採りづらいってこと。
 ホールでは1000円ベース何回転みたいなのをしっかり管理していますけど、彼岸島は右打ちすることでその回転数がはちゃめちゃになっちゃいます。
 データとして管理することが難しく、扱いづらい台という苦情もホール側からあったりするとか。
 なるほど、それは考えもしませんでしたね。
 
 素人の次郎からすると、左打ちしたらミドルタイプ、右打ちしたら甘デジタイプ!
 みたいなことができないのかなーって思って聞いてみたんですが、鼻で笑われましたね。ええ、すいません。でも、今後のパチンコの内規がどうなっていくか見えてこないし、ありえない話とまではいかないようです。
 
 ひとつの面白いパチンコの方向性を示したようにも見える彼岸島ですけど、パチンコファンの意見はどうなんでしょうね。気になるところですな。
 
 
 では今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。