「パチンコと言えば海」
……そんな時代もありましたが、「パチンコと言えば牙狼」と言われるほど、牙狼がメジャーになるだなんて誰が想像したことでしょう。
思えば初代牙狼が登場した2008年、誰もが予想しなかった大量のドル箱をホールに乱立させ、パチンコファンはもちろん、スロットファンも巻き込んで大ブームを起こしました。
当然増台に増台が重なり、最終的には10万台という記録的なヒットとなったわけです。
牙狼のあまりの出玉に、1種2種の出玉に規制が入り、2作目のRED REQUIEMは潜伏を主体としたバトルタイプで登場しましたが、初代を超える話題にはならなかったと記憶しています。
そこで早くも方向転換し、鋼の登場です。
ここで行われた方向転換とは、V-STへの方向転換。これがズバリと当たりました。
V-STの代表作と言われるほどの爆発力と演出完成度の高さで、この鋼によって今の牙狼の礎が出来上がったと言えます。
牙狼フェイス役モノもここからですし、細かい演出なら牙狼剣保留なんかも今の牙狼にしっかり受け継がれていますね。
初代の牙狼登場からもうすぐ10年。
規制のさなかに登場したのが今回の「CR牙狼GOLDSTORM翔」です。
牙狼ならではの専用筐体に身を包み、好評だった金色の演出をベースにパワーアップさせ、スペックもギリギリまで甘く攻めたスペック。
次郎も当然打ってきました。
面白い、完璧です。まさしく牙狼、120%の完成度です。
でも、なぜか物足りない。
まずは出玉の面。
規制の中での登場ですから、仕方ない部分はあります。でも、牙狼の出玉じゃない。お金を遣って打っているファンはきっとそう思うでしょう。
そして演出の面。
完璧ですよ、裸眼3Dも派手ですし、パワーアップした牙狼剣役モノに、相変わらずフェイスのインパクトは抜群です。
でも……これでも物足りないと感じてしまうんですよ。
なぜなら、牙狼だから。
完璧で当たり前ってくらい、打ち手のハードルが高いんですよね……
これまでは、ある種完璧でない部分があっても、「出玉力」という部分でガッチリとファンを掴むことができましたが、今、それは無理というもの。
金色をベースにした演出は安心感がありますが、鋼からのシリーズをなぞった演出に、新鮮味は感じられません。頭上に出るフェイスも、右にある牙狼剣も、形は変われどベースは同じですからね。
そんなある種“違和感”を感じながら打っていると、周りのお客さんも次々に入れ替わっていきます。今までの牙狼では考えられないくらいのペースで……
やはり、みんな思うことは同じなのでしょうか。
RED REQUIEMから鋼へ、規制のタイミングで大きく方向転換して大成功をおさめたように、今回もひとつの方向転換のタイミングだったのかもしれません。
絶対的存在だった牙狼という牙城に、亀裂が入ったことを感じざるを得ない。
それが次郎の牙狼への感想でございます。
というわけで今週はこの辺で。
それではまた来週お会いしましょう。
……そんな時代もありましたが、「パチンコと言えば牙狼」と言われるほど、牙狼がメジャーになるだなんて誰が想像したことでしょう。
思えば初代牙狼が登場した2008年、誰もが予想しなかった大量のドル箱をホールに乱立させ、パチンコファンはもちろん、スロットファンも巻き込んで大ブームを起こしました。
当然増台に増台が重なり、最終的には10万台という記録的なヒットとなったわけです。
牙狼のあまりの出玉に、1種2種の出玉に規制が入り、2作目のRED REQUIEMは潜伏を主体としたバトルタイプで登場しましたが、初代を超える話題にはならなかったと記憶しています。
そこで早くも方向転換し、鋼の登場です。
ここで行われた方向転換とは、V-STへの方向転換。これがズバリと当たりました。
V-STの代表作と言われるほどの爆発力と演出完成度の高さで、この鋼によって今の牙狼の礎が出来上がったと言えます。
牙狼フェイス役モノもここからですし、細かい演出なら牙狼剣保留なんかも今の牙狼にしっかり受け継がれていますね。
初代の牙狼登場からもうすぐ10年。
規制のさなかに登場したのが今回の「CR牙狼GOLDSTORM翔」です。
牙狼ならではの専用筐体に身を包み、好評だった金色の演出をベースにパワーアップさせ、スペックもギリギリまで甘く攻めたスペック。
次郎も当然打ってきました。
面白い、完璧です。まさしく牙狼、120%の完成度です。
でも、なぜか物足りない。
まずは出玉の面。
規制の中での登場ですから、仕方ない部分はあります。でも、牙狼の出玉じゃない。お金を遣って打っているファンはきっとそう思うでしょう。
そして演出の面。
完璧ですよ、裸眼3Dも派手ですし、パワーアップした牙狼剣役モノに、相変わらずフェイスのインパクトは抜群です。
でも……これでも物足りないと感じてしまうんですよ。
なぜなら、牙狼だから。
完璧で当たり前ってくらい、打ち手のハードルが高いんですよね……
これまでは、ある種完璧でない部分があっても、「出玉力」という部分でガッチリとファンを掴むことができましたが、今、それは無理というもの。
金色をベースにした演出は安心感がありますが、鋼からのシリーズをなぞった演出に、新鮮味は感じられません。頭上に出るフェイスも、右にある牙狼剣も、形は変われどベースは同じですからね。
そんなある種“違和感”を感じながら打っていると、周りのお客さんも次々に入れ替わっていきます。今までの牙狼では考えられないくらいのペースで……
やはり、みんな思うことは同じなのでしょうか。
RED REQUIEMから鋼へ、規制のタイミングで大きく方向転換して大成功をおさめたように、今回もひとつの方向転換のタイミングだったのかもしれません。
絶対的存在だった牙狼という牙城に、亀裂が入ったことを感じざるを得ない。
それが次郎の牙狼への感想でございます。
というわけで今週はこの辺で。
それではまた来週お会いしましょう。
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