このコラムを読んでくださっている皆様、明けましておめでとうございます。
 誰でもいいからお年玉をください。覆面次郎です。

 毎年お正月も当然のようにパチ屋へ出向いている業界の宝、ワタクシ次郎なんですが、都内のホールのお客さん、だいぶ減りましたね……昔からこんなにいなかったっけ? って思うくらい、いつもは混んでるお店もガラガラ。
 パチ屋からお年玉をもらおう、なんてワクワクと出かけるものだと思ってたんですが、今は違うんでしょうか。若者たちはお家でスマホゲームでもやってるんですかね。

 クリスマスプレゼントもお年玉もきっちりホールに奉納している次郎は、やはり業界の宝と言わざるを得ない。
 ライターはみんな勝ってると思ってる良い子たち、それは大間違いだぞ!!


 さてさて、この業界で気になる動きといえば、カジノ解禁を含むIR推進法案が衆議院本会議で可決、成立したことですね。
 カジノとパチンコ業界は密接な関係にあるわけで、目下問題になってきているのが依存症問題です。

 パチンコは射幸心を煽らない遊技であって、賭博の刑法にあたらない。
 というのが警察庁の言い分でして、まあこれは長年グレーとされてきた部分です。
 こう言いたいがために、近年スペックの規制や、釘問題なんかがやりだまに挙げられてきたわけですな。

 しかし、カジノでは依存症問題をクリアしなければなりません。
 そのモデルのひとつとして、パチンコでテスト導入されるかもしれないと囁かれているのが、「入店の認証式」です。

 次郎も毎月限度マックスまで到達する、ホールにあるATMのようなもので、ホールへの入店を認証式にし、毎月、一定以上の日数入店をするとお断りされる、そんなシステムですね。

 カジノではおそらく導入されると言われている、依存症対策のためのこのシステムを、パチンコ店で試してみようってわけですな。

 いやいやいやいや、勘弁してくれよって話じゃないですか。
 依存症で何が悪いって話ですよ。次郎はそれで負けてもいいと思って打ってるんだから、いいじゃないですか。
 また、勝ってる人もいますし、業界に携わる開発者なんかも打たなければならないわけです。
 そう単純にお断りすりゃいいって問題でもないと思うんですけど。

 実際、どういった形で導入されるかはまだわかりませんが、そんないらないシステム等も今年は導入されていくかもしれませんね。


 あのね、ホールがお客さんに還元してくれりゃいいんですよ。
 メーカーがしょうもない新台を乱発して、高い額でホールに売りつけたりしなけりゃいいんですよ。

 こんなにカンタンな解決策があるのに、どうしてそんなめんどくさいことしようとするんですかね。
 次郎は声を大にして言いたいですわ。


 というわけで、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。