来週から「CR花の慶次X~雲のかなたに~」が導入ということで、年末に向けて気になるパチンコが続々と登場します。

 スロットのほうは北斗修羅にまどマギ2が思っていたほど稼働しないということもあって、次のバジリスク3に期待といったところですが、バジリスク絆やハーデスといった旧内規に再認可が下りるということもあり、しばらくはこれらの人気機種が長く稼働していくでしょうね。新内規の出玉性能でこれら以上の出玉を築くのは難しいですから、スロットのほうは新台に稼働が付かない状況がしばらく続きそうです。

 年末に向けて、強制撤去台を撤去しなければ営業停止など、厳しい懲罰がホールに課せられるということもあり、パチンコのほうは新台の入れ替えがどんどん進んでいます。
 撤去リストの台を撤去せずに残していると、警察が動くケースもあるという通達が出ていますから、ホール側も必死でしょうね。

 そんな中、慶次が登場するわけですが、演出のほうはさておき、筐体を見て、なんとなく「既視感」と言いますか、見たことあるって部分がありませんかね?

 まあまあ、筐体の上部から家紋が出たり、左部に押し込むレバーがあったりだとかは牙狼の影響が多大にあったのはわかりますが、そこは良しとしても、ですよ。
 真っ白な蛍光灯のような台枠が目につくわけです。

 そう、これ大一の台枠とそっくりなんですよね。

 牙狼は人気の台ですから、要素を取り入れるのはわかるんですが、いまいち伸び悩んでいる大一の台枠とそっくりにする意味とはいかに?

 そんな風に感じる方も多いのではないですかね。

 それもそのはず、同じデザイン会社がデザインしたからに他なりません。

 一時期、左右や上下にサブディスプレイを1枚ずつ配置した機種が流行しましたよね。
 SANKYOのマクロスF2、平和のルパン8、ニューギンの慶次。
 これらの役モノも、同じデザイン会社がデザインしたため、サブディスプレイ2枚搭載の機種が一気に登場したわけですな。

 昔は、メーカーのオリジナリティってものがあったと思いますが、最近は台枠デザインに限らず、中身のゲーム性や映像を外注するメーカーが多いため、メーカー自体のオリジナリティってものがなくなってきたように思います。
 これは、とくに大手メーカーに言えますね。

 良し悪しは置いておきまして、大一あたりは最近の機種コンセプトに「パチンコじゃないパチンコを作る」といった具合に攻めておりまして、言われてみれば映像面はじめインパクト、クセの強い台が多い印象はあります。
 攻め方のひとつとして、一流デザイナーの方のデザインを中心に機種作りを行っているようです。
 個人的には、昔のバカボンや明菜のような台が大一のオリジナリティだと思うんですが、賑やかだったり、映像クオリティが格段にアップした今のパチンコ、そうも言ってられない時代になった、ということですかね。


 京楽ならスベリ擬似連、平和なら萌えカットイン、みたいなオリジナリティを感じられる演出をファンに印象づけられるメーカーが勝ち上がっていくと思いますが、どうでしょうか。
 新たな賑やかさを提示したルパンは、ひとつ上の階段を上ったのかもしれませんね。

 というわけで、今週はこの辺で!
 また来週お会いしましょう。