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杉作Ｊ太郎責任編集
現代芸術マガジン#253
2014年2月4日号
Tuesday Night GGM

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《目次》

《01》夢劇場
小林ひかるの脳内名画座！
第46回

《02》燃えろ！ロボットアニメ！
安部徹のアニメ通信講座
#29「脚など飾りです」な存在感（機動戦士ガンダム）

《03》現代音楽
見た。聴いた。書いた。vol.45
今日のお題：febb「the season」
高木ＪＥＴ

《04》挑戦するフードコラム
ラーメンたちの挽歌
五十杯目
「都知事選と盛岡名物のラーメン」
文と写真/佐藤隆輔

《05》坂本竜馬の船が沈んだ町のキュレーター
オレは硬派だ！ショナイでお願い！
第53話   面(つら)
文/櫛野ターゲット（鞆の津ミュージアム）

《06》野獣を撃て！
新『野獣狩り』への道（3）
「いまさら聞けない半沢直樹講座 PART２」
ギンティ小林×市川力夫×杉作Ｊ太郎

《07》人生の並木道
『幻の男たち』第百三回
劔樹人

《08》編集後記
杉作Ｊ太郎のティータイム

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《01》夢劇場
小林ひかるの脳内名画座！
第46回

 （誰の脳内にも奥底には見たこともない作品を上映している名画座があるわけで…。）

1/12（日）
 夢を見ず（休館日？）。
 
1/13（月）
 己の体内に健康状態を探るナノマシンを服用すると、体内環境とモニタ用のジオラマがリンクし、モニタ内の移動範囲はレールが敷かれ鉄道模型としても楽しめる。体内の異物駆除は戦争ゲームとしても殺し合いを楽しめるし、ロボの交配による進化、宿主の健康や心理によるパラメータ変化に応じた、＜続く＞
 
＜続き＞毒素除去のゲーム化／効率化とジオラマ内への戦況への影響と、人工知能を持ったメカの生態や世代交代、体内の戦争によるロボ仲間の援護や切り捨てで子供たちの倫理教育にも使えることから、老若男女が熱狂する世界を俺は見守るが、遂に自分もやってみようと決意する、という夢。＜二本立て？＞
 
1/14（火）
 俺がベンチの端に座ってると向こう端の奥で「有名映画監督がCM撮影してる」と野次馬が集まっており、ベンチに並んで座る人越しに背伸びして見ようとするが隣の老人が無言で遮り邪魔をする。よく見ると老人は大島渚監督で、自分が注目されないことに焼きもちを焼いて邪魔をしてたのだった、という夢。
 
1/15（水）
 選択的徴兵制が施行されてしまい、身体の悪い者とバカだけが残り、俺は身体の悪さとバカで不適格となるが、かつての防空壕を改造し繁盛したフードテーマパークに行くも今や殆どが潰れ、残りの空きテナントは兵役逃れをした女のアバウトな手芸品のギャラリーと化し、やむなく宿泊した旅館には、＜続く＞
 
＜続き＞大人がおらず頭と身体の弱い子供達が取り残され、居なくなった大人の代わりをしてたが全然代わりにならない。そこに洪水が発生し、みんな無事に非難するが、本件を特撮映画にし告発するムーブメントが発生し、賛同した俺はミニチュアの旅館が流されるシーンを手伝う、という夢。＜二本立て？＞
 
1/16（木）
 俺は知人の劇団公演に招待されるが直前まで別取材が押し同伴の女レポーターの色直しに時間を割けない。仕方なくメイクさんとの合流を諦め、彼女には自分で最終目的地である劇場の化粧室で調整させ、何とか間に合う。公演は以前素行や性格が問題と干されたアイドルの卵が大挙出演し興奮する、という夢。
 
1/17（金）
 俺は最も近い家が隣の山という、高地で山々の合間にある観測所に親の都合から家族で引っ越し、その広さを活かし羊やヤギなどを放牧する様を、標高ゆえに息切れしながら歩き回り、WEBカメラ中継で友人に自慢してると、過去の発言を巡りtwitter検閲に引っ掛かったことを知らされる、という夢。
 
1/18（土）
 新しいSNSは精神をジャックインさせるとエレベータホールが奥まで並ぶ立体的インターフェースで、各参加アカウントが各エレベータという構造だった。誰でも覗き込めるシャフト内は、常にユーザーの最新の書き込みが投影され、ゴンドラ内は、「リツイート」と「お気に入り」ボタンしかない。＜続く＞
 
＜続き＞外部フォロワーが増えるに従いエレベータは勝手に上昇し、ゴンドラの高さが人気のバロメータとなるシステムで、俺は興味本位に食品の放射線を過剰に警戒し、デマを拡散するバカ女のエレベータ個室へ入ると、ドアが閉まり出られないままどんどん上昇しパニックになる、という夢。＜二本立て？＞