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 前回の第24図で▲同金と取るとどうなるかというと、ものすごくピンチに見えて、詰めろではありません。したがって△3八飛が間に合います(第25図)。

【第25図は△3八飛まで】
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 これは次に△7八飛成▲8八桂△8七龍▲同玉△8六香▲同銀△同歩▲同玉△9五桂▲7七玉△8七金▲6六玉△4八角……と、これ一本道ではありませんが詰ますことができます。Vol.5で角を取っておきたいと書いたのは、こうした変化があるからなのです。
 さて、第23図で△同成銀としていた場合も同じようにできると思われるかもしれませんが、銀を渡したことで▲2一銀不成!のタダ捨てがあります(第26図)。以下△同玉▲2二銀打△1二玉▲1三銀成△1一玉▲2二銀成までの詰めろなので、△3八飛の余裕がないのです。

【第26図は▲2一銀不成まで】
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 というわけなので、第24図では▲同金ではなく詰めろが続く▲同銀成が正着(第27図)。

【第27図は▲同銀成まで】
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 以下△同成銀▲同金と進みますが、ここで△2二金が粘りのある受けのようです(第28図)。

【第28図は△2二金まで】
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 申し訳ありませんが、とりあえずここで最終回とさせていただきます。なんとか受けきれるのではないか……という考えを持つに至りましたが、ぜひもっと棋力のある人に精査していただきたいと思っています。