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【ルパコナ THE MOVIE】あれがあいつの真実か【映画感想】

2013/12/22 20:52 投稿

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※この記事には作品のネタバレになる内容も含まれるため注意願います。

映画『ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE』みてきました!

ニコニコミュニティの映画放送の中でリスナーさんの1人が
すっごくよかったと薦めてくれたので深夜のレイトショーいきましたよ。

これはどうして、めちゃくちゃ面白かった!?

さすが日テレ60周年、YTV55周年、両アニメの製作会社50周年、
ルパン三世45周年、名探偵コナン20周年の超記念作品!!

映画公開にあわせてこの間も再放送された
テレビスペシャル「ルパン三世 VS 名探偵コナン」。

こちらの作品も両作品のお馴染みのキャラクター達がからんでの
ファンの人たちにはたまらない作品だったのではないだろうか。

確かにテレビスペシャルも面白かったのだけれど、
こっちはタイトルに「VS」とついておきながら
ルパンとコナンが戦うという物語にはなっていなかったと感じる。
どちらかというと協力、「AND」のほうがしっくりときた。

しかし劇場版の今作はまさにルパンとコナンの戦いが見られたように思う。
両者の考え方、正義、守りたいもの。それがぶつかっていました。

まあそんなことよりも、前作品に比べて両作品の人気キャラクター達が
それこそオールスターズといわんばかりに登場したのが嬉しかった。

中でも私のお気に入りは、佐藤刑事とルパンのからみw
なになに?佐藤さんの初恋はルパンとな!?
銭形警部もノリノリで初恋の相手を誰にまかせるでもなく自分で捕まえる、
その一連の絡みに2828しっぱなしだったw

コナンのコミックもテレビシリーズも最近はみなくなったけれど、
「本庁の刑事恋物語シリーズ」もすごいところまでいってるとかいないとか。
佐藤さんはあいかわらず可愛くって憧れの存在です。

前作から続く、コナンと次元大介の親子コンビ。
「パパとよぶな」にはわかっていても笑ってしまう。
コナンの「ドロボー!」に体が反応してしまう次元が萌えキャラだったw

コナンもルパン一味のことについて調べ上げていたが、
次元もコナンのことをよく知っていて、そのからみも不思議と笑えた。
「あれがコナンのキメ台詞か、パクるか」にはさすがドロボーさんって感じ。

蘭が危険な目にあったスカイツリーでの騒ぎ、
ガラス窓の厚さをコナンが解析し、さすがの早打ちで窓を打ちぬく次元。
この親子は近年最強クラスのチームなのではとカッコよく感じた。

峰不二子と灰原哀のからみもよかった。
サービスシーンの2人のお風呂タイムにはもちろん興奮した(アホ)。

でもそこで哀ちゃんが峰不二子がなぜカッコイイのか、
峰不二子はどうあるべきでどうあってほしいのかまるで1ファンのように語る。
女盗賊としての彼女の生き方を再提示されて不二子は「はい。」の一言。
哀ちゃん可愛いかっこよす。

守りたい人がいる。
ルパンとコナンに限らず様々な作品で語られるこのテーマですが、
ルパンには不二子ちゅぁん、コナンには蘭ちゃんが守りたい人でしょう。

今回、ルパンが起こす数々の騒ぎは不二子のためでした。
お約束で助けた後は裏切られるルパンでしたがそれが彼らの関係。

蘭ちゃんが自分が追い詰められたときいつも呼ぶ名前は「新一」でした。
でもそこに飛んでくるのはいつもコナン君。それも彼らの関係です。

ネタと笑いがたくさん入り乱れていてすごく楽しい気分にさせてくれた。

でもそれに対して物語の終盤、
ルパンとコナンの自らの正義の隔たりがかいまみえ衝撃を受けました。

コナンのキメ台詞といえば「江戸川コナン、探偵さ」ですが。
それと同じくらい言っており、コナンの物語の根幹を表す言葉。

「真実はいつもひとつ」

コナンの探偵としての志のようなその言葉に対して、
大泥棒ルパンは作中こんな言葉を彼にいいます。

「あきらめろ、あれがあいつの運命だ」

この2つの言葉はよく似ているような気もする。
でもまったく違う気もするのだ。

映画の冒頭でルパンは、
コナンの世界の大泥棒、怪盗キッドに変装して登場します。
怪盗キッドを追い続ける中森警部はルパン扮するキッドが
おなじみのカード型の銃ではなく実弾で発砲したと聞き動揺していました。

わたしは世代的にもルパンよりコナンの作品に多く振れてきたわけですが、
きっとこの2つの作品の「死」の概念の違いは顕著なのだと思う。

ルパンといえば「ワルサーP38」。
ギャグの要素があるとはいえルパンの世界では様々な兵器が登場し、
それをキャラクター達はためらいなく使っている。

対してコナンの世界では、毎回殺人事件から物語がスタートする。
そう毎回ひとがひとを殺しているのだ。
この両者のひとを殺すという価値観は似ているようで似ていない。

ニコニコ動画では一時期、
ルパン三世のテレビシリーズを定期的に放送してくれていた。
わたしも飛ばし飛ばしにだけれど見ていたが、
時代の流れかルパンの世界で人が死ぬときに頭をかしげてしまった。

銭形警部がルパンと対決しルパンを殺してしまったと嘆くエピソードがある。
もちろんルパンは生きていてお約束で物語は終わっていた。
銭形警部があのとき感じた感情は恋だったのだろうか。

いつだったかコナンの特番かなにかでこんな話を聞いたことがある。
「名探偵コナンの世界で犯人を死なせてしまったエピソードは1つだけ」
グーグル先生に聞いたところ「月光殺人事件」という回らしい。

コナンの世界では殺人は起きても犯人を死なせることはないに等しいのだ。
コナンこと工藤新一はあるときいいました。

「人が人を殺した理由だけはどんなに筋道立てて説明されてもわからねーんだ。
理解はできても納得できねーんだよ。全く。」

そして今作、『ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE』において、
コナンは犯人たちを死なせてしまうことになるのです。

犯人の1人が死にそうな場面でそれでもそれを助けようとするコナン。
それをルパンは止め、あのセリフ。

「あきらめろ、あれがあいつの運命だ」

ショックでした。
コナンとルパンの世界の正義の隔たりを見た瞬間でした。
罪を犯した人間は死んで当然なのか。
もちろんルパンもそんなことは思っていないだろう。彼は泥棒なのだ。

タイトルが「VS」といってもその戦いに勝敗は求めなくてもよいのでしょうが、
今回の勝負はコナン君に軍配があがったようです。

ルパンは守りたいもののために一番シンプルで手っ取り早い最良の方法をとる。
しかしコナンは手の届くすべての救えるものを守ろうとした。

「真実はいつもひとつ」

ここでいう1つの真実とは人の感情と行動と結果の真相の事なのだろう。
しかし今作品においてだけは、コナンの信じる人の真実だったと私は感じた。

周りの人間たちを巻き込み影響を与えているコナンにルパンは興味をもち、
コナンの考えと正義に自らも影響を受けていたのでした。

犯人たちが死んでしまったあと、ルパンとコナンは協力して事件を解決します。
彼らの正義はちょっとズレているかもしれない。
でも守りたい人がいる。守らなくてはいけない約束がある。

私の中で様々な疑問が残ったこの物語だが、
その疑問こそがこの映画の最大の見どころと感じた。

難しく考えなくてもこの作品はすばらしい。楽しい。面白い。
劇場にいってよかった。みんなにもみてほしい。おすすめです。

深夜だったから映画の後、パンフレット買えなかったー!?
こんど映画館いって買おう。
ルパコナフィギュア付きドリンクカップは買ったけどねw


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