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定年後の時間を好きなことに使うためのホッコリとした株式投資への誘い

2014/08/04 15:23 投稿

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■定年後に楽しく株式投資とつきあう法■


 私は60歳になったばかりですが、51歳の時にサラリーマンを辞めて、定年生活に入りました。9年間のあいだは自宅で株式投資に浸りきった生活をしてき て、考えたことなどは、これから定年を迎える皆さんに、お役にたてるのではないかと考えて、このコラムをスタートしてみようと思い立ちました。

 私と違って60歳近くまでサラリーマンを続けてきた勝ち組サラリーマンの多くは年金長者になっていることが多いので、ガツガツガッポリ稼ぎたいというような脂ぎった野望をいだいているようなことは少ないと思います。

 しかし、アベノミクスと黒田日銀が目指しているデフレ脱却のための政策などで、次のようなことを感じている方は多いのではないかと思います。

 これからは自分たちが物心がついた子供のころから大学生を卒業したころまでの、ひどいインフレ時代が戻ってくる可能性もある。それならば、預金をしておくだけでは心配だ。

 しかもアベノミクスがスタートしてから日本の株は大きく上げた。そして政府はNISAという節税のための手段で日本国民に株式投資などリスク投資をスタートすることを推進している。

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も世界の年金資金と同じようなレベルまで株などのリスク資産を増やすような方向で動いている。

 自分が預金をしている銀行も少額投資非課税制度(NISA)の口座で投資信託を買うように、くどいくらいセールスしてくる。

 親戚や友人のなかにも、会社のかつての同僚たちにも株で大儲けしたような話題で盛り上がっている人々がいる。

 自分も退職金を手にして、株式投資などリスク資産に投資するための資金は、いまここに有る。『自分も株式投資をしてみようかな・・・・・』こんな思いが頭によぎる。

 こんな思いが少しずつ大きくなってきている方もいらっしゃると思います。


 私が株式投資をやっていることを知っている友達からも『株式投資をはじめてみようかと思う』ということで、相談を受けることが多くなりました。

 私はこのような質問を受けた時に行った返事は以下のようなことです。


『株式投資をしなくても十分な老後の資金を確保できているなら、投資した資金が大きく増えるかもしれないが、逆に大きく減る可能性も同じくらい多い相場商 品にわざわざ、すでに十分に確保している老後資金を投資する必要は無いと思う。株式投資を行えば、それはすでに確保している老後資金を減らす可能性を持つ 危険な行動になる。』


 このような返事をしてきました。私も30年間ほど株式投資を行うことで、自宅を手に入れたり、賃貸不動産を手に入れたり、私設年金の掛け金を作ったり、ゴールドを手に入れたりして資産を作ることが出来ました。

 ただ株式投資も経済戦争です。だから勝つこともあれば、負けることもあり、負けたら目的を達成できない危険な行為です。老後資金をすでに確保しているの に、必要もないのに株戦争を仕掛けるのも愚かなことです。それに勝算がないままで株戦争を仕掛けるのは愚の骨頂だとも感じています。

 多くの人が株式投資を行なう目的は、資金を増やすことだと思います。もう少し具体的にいうなら、株式投資などの運用で作った資金を利用して豊かな一生を 送ること、資金的な不安を持たずに安心して一生豊かな生活をエンジョイすることを可能にすること、ではないかと私は考えています。

 しかし株式投資には人間の射幸心を煽り、株式投資で大きく資産を増やせることは、とても人の心に満足を与えるものです。その快感、勝利感に浸りすぎる と、当初の株式戦争(=株式投資)の目的を忘れ去り、いわゆる株式投資をバクチとして楽しんでしまうことになるという危険性も高いです。

 2013年の日本の株式市場は黒田日銀の異次元の金融緩和バズーカが発射されたこともあり、異次元の株価上昇を続けていました。

 アベノミクスがスタートするまでの日本の株は業績に連動しないで企業の価値から比べて超のつくほど割安な状態に置かれていたので、その急激な修正が起こった可能性が高いです。

 そして2014年7月の時点では、2013年とは状況が異なって、年初から株価が下落して、6月ごろから少し株価が反発してきたような状況です。

 まだ安倍政権は消費税を10%まで上げる増税を目指しているので、いろいろな株価を上げるための方策を打ち出してくることが予想されます。

 しかし、このような政策がいつまでも続くわけではないことも頭において、いずれ通常の株式市場、すなわち業績が良くなっていく企業の株が上げ下げの変動 を繰り返しながらも買われて右肩上がりで上昇していく業績相場がやってくることを念頭において株式投資を実践していくことは大事なことだと考えています。

 業績相場がやってくるなら低PERで業績が上向いていくことが確実視されている銘柄のうち、財務内容が良く、資産をたっぷり持っている資産の割安株を選んでいくのが良い投資戦略だと考えています。

 ここまでは定年世代ばかりではなく社会人となったばかりの若い資産形成をスタートした世代にも共通して当てはまる考えかたではないかと思っています。

 定年の世代や定年が近い世代のための投資(=株式戦争)は十分な老後資金ができた時はやめるべきだという考えは変わっていません。


 もう少し正確に私の考えていることを表現すると、若い世代はガツガツガッポリ稼ぐことを目的として、大きく勝つことを目的として株式投資など相場商品への投資を全力で行うことは正解であることも多い。
 しかし資産形成が進んで定年後の老後世代を金銭的に不安なく生きることが出来るところまで資産の蓄積が出来た人は、お給料という定期的は労働収入が無く なった定年してからは、全力で株式投資に資金を振り向けるような全面株式戦争は終結して、戦線を縮小して全力の相場商品への投資額を減らしていく作戦を取 ることを考えるべきだということを考え続けています。

 もう少し付け加えると、私も、まったく株式投資をしないということではなく、資産を減らさないための株式投資(=インフレに対抗するための経済防衛戦争力・戦力の確保という意味の株式投資と考えてください)は、十分な老後資金が確保できた後でも必要だと考えています。

 そして、その株式投資は楽しく、大きく資産を減らさないで、自分の残された時間を、仕事に従事していた定年前には時間的に許されなかった『本当にやりたくてたまらなかったこと』に使うことを可能にするような、時間を取られない方法で株式投資を行うべきだと考えています。


 時間を取られないで、楽しい投資の代表例は自分が欲しいものが貰える優待のある株への投資だと考えています。

 投資氷河期ともいえるアベノミクス前の日本の株式市場においても、優待銘柄への投資というのは、実に有効で実り多い投資作戦でした。

 このコラムでは、自分が本当にやりたいことに時間をたっぷりと使えるような、デイトレードや短期トレードのような株式市場とがっぷり四つに組んで24時 間臨戦態勢で、相場分析をしてチャンスを逃がさないように、そしてリスクを見過ごさないようにしながらストレス状態を続けて行くような、時間を限りなく相 場につぎ込まなければならないような株式戦争とは一味違って、のんびりと楽しみながら、時間をそれほど取られなくても、利益を確保できる株式投資の方法を 考えていきたいと思います。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 また、コラムでは、「『投資家が買うから株価が上がるのではなく、株価が上がるから投資家が買うのだ』ということを心に刻み込み含み資産銘柄の上昇相場 の再スタートを待つ我慢の時だと考えている」と題し、現在の投資環境の分析と対応に加え、60歳を期にお金に対する考え方の変化に言及してます。

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